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2019年04月13日

_ [wine] Santenay 1959 (Joseph Drouhin)

単なるサントネイだし、見たところ液面も少し下がっていたので、この59を開けたのですけど、いや、とても素晴らしいです。画像の説明

これは2006年にブルゴーニュに行ったとき、そこのワイン屋さんで買った、59ワインの内の1本。ずっとブルゴーニュに在った物では無く、元の出所は、ベルギーのセラーだそうです。

開栓時、コルクがやたらしっかりしていたので、幾らかは期待してましたが、どうしてなかなか素晴らしいワインです。開栓後15分ぐらいから30分で、とにかく余韻がとても長くなり、かつとても美しい。少しクラクラ、まさにワインに酔う感じです。

テロワールだって、普通この感じだったら、ヴォーヌ・ロマネじゃない?、と言ってしまう所です。逆に、(毎度ながら今回も)どうして村名サントネイがこんなテイストに、と思うところです。経験上この年代のブルゴーニュでは実は良くある事なのですが、最近のワインでは、やはりなかなかあり得ない気もします。(残念ながら私は検証できないでしょうけど)

誕生日に飲んだリッシュブール59より、今日飲んだサントネイ59の方が格段に素晴らしいという状況ですね。


2019年04月19日

_ [music] バッハ:マタイ受難曲(鈴木雅明、バッハ・コレギウム・ジャパン)

今年の復活祭の前の聖金曜日が、本日(4月19日)と言うこともあり、東京滞在を1日延ばして、BCJのマタイをまた聴きに行きました。

何度も行われている演奏会でもありますし(私も2度目)、詳細は不要でしょうが、鈴木雅明入魂の演奏で、とても良かったです。

エヴァンゲリストをはじめとする、各ソリスト陣が本当に素晴らしいです。

ただ、その中、どうしても落ち着かないのが、アルトを何人ものカウンターテナーが歌っている事です。時折聞くソプラノとまがう様なカウンターテナーは、気持ち悪くなくてとても素敵なのですが、どうもこの日の歌声は、アルトで声が低いせいだと思うのですが、私には、オネエ声風で、少し気持ちが悪くて、アリアを楽しむ事が出来ませんでした。

この様に、女声を使わない演奏も多い様なので、ここに関しては単なる私の好みという事だと思います。

でも、そんな事を忘れさせてしまう、集中力のある演奏、音楽の力強さ。久々の感動で帰ってからも余韻が続いていたので、21日にまた、自宅でマタイを聴きました。(今度は、リヒターDVD盤)

大昔、東京に居た頃、入っていた合唱団でマタイを歌った事(指揮は、秋山先生でした)を久々に思い出しました。


2019年04月21日

_ [book] ブルゴーニュと日本をつないだサムライ 山本 昭彦

見かけたら買おうと思っていた本、東京で見つけたので買って帰り、本日夜読了。こういう本は、1、2日で読んでしまいますね。画像の説明

ブルゴーニュで活躍しているエージェントの坂口さんを紹介したと言う本です。坂口さんの事は、話には聞いていたけど(それもまた、山本さんの情報だった可能性大だけど)、実際は良くは知らなかったので、是非読んでみたかった本です。

タイトルも体裁も、坂口さんの紹介なのですが、本の内容としてはもっと盛り沢山で、実際は彼がワインを扱い始める少し前から現在までの、日本のワイン関連事情と、そしてブルゴーニュ内部での状況の変遷を、坂口さんと彼に関連する有名ワイン生産者を中心にして書かれています。

私は、三美からラックやAMZと、それらの時代をほぼリアルタイムに過ごしてきていまして、アンヌ・クロードさんやブリナさん等々、話に出てきた方々も実際お会いした人がとても多いので、とても面白くて、ついつい夜中までかかって読了してしまいました。

普通にワインを買って飲んでいる分には、インポーターさんの先のエージェントさんまではほとんど関係ないのかもしれませんが、それであってもブルゴーニュの生産者の過去から現在の状況が書かれてあって、ブルゴーニュファンにはかなり楽しめるかと思います。でも逆にその点から見ると、坂口さん関連のドメーヌしか出てこないのが、残念と言えば残念ですが。

ワインジャーナリストとして山本さんの情報は、厚みがありながらまた分かりやすいので、いつも楽しみにしていますが、どうも本のタイトル付けはあまりうまくない気がします。坂口さんの話だけ書くならこのタイトルでOKでしょうが、この本少し版も大きいので、文字の隙間は大きいものの意外と文章量は多くて、坂口さんの話は実際1/3有るかどうかでしょう。ブルゴーニュの作り手と、日本のワイン事情の部分が多いです。タイトルを少し変えればもっと売りやすい気もしますが、、