2013年10月11日
_ [computer] NTTフレッツ光、やっとサービス開始
当方の地区でも、やっとこの夏からNTTがFTTHのサービスを開始しました。結構待ちました。先にケーブルTVの会社が、CATVと共にインターネット接続も始めていましたので、使えないことはなかったのです。それに本当の所、通常の使用では、ADSLでもそれほど不便を感じてはいませんでした。
でも問題は、しばらく前にやってみました、離れの棟とのVPN接続です(2009-8-27の日記)。元々そことは、指向性の有る大きめのアンテナを設置して無線LANで繋いでいたのですが、経年変化のためか、音楽などのストリーミング再生をしていると頻繁に切れるようになりました。ワインセラーの温度監視の為に、そちらの棟にも安定したネット接続が必要になったので、電話は既にひいてあるのでネット接続も出来るようにしました。それで自宅の方とはVPNで接続してみた訳ですが、遅くて音楽の再生も出来ませんでした。
原因はいろいろですが、ADSLと言うのが、下りはそこそこ早いけど、上りがすごく遅いと言うところに有ったようです。このたびやっと双方FTTHになりまして、早速接続してみますと、音楽データも問題なく再生できます(ハイレゾのデータもOK)。何故か、動画のデータが入ったNASだけVPN越しでは見えなくなってしまうので、そちらまで試していませんが、サーバに放り込んである音楽が再生できれば、とりあえず満足です。
2013年10月12日
_ [wine] Corton clos du Roi 1959(Paul Bouchard)
毎度の、口漏れワインの開栓。下のボトルにかなり液漏れの後が有るのだけど、現段階では漏れ出しては居ないみたい。昨年夏に、クーリングユニットの不調で24度まで上がった時かも知れない
ワインの液面は結構下がっている。よく見ると、キャップシールが柔らかいプラスチックのような樹脂で、トップの瓶縁の一部が、小さな窓の様にあいている。こういうのをみたのは初めて、「ワインはコルクを通じて呼吸しているのだから、隙間を空けておかねばならない」とでも思ったのだろうか?。残念ながら今ではそう思っている人は殆ど居ないけど。
樹脂のキャップシールは結構厚みがあるが、柔らかいのでナイフで簡単に取ることができた。でも59のワインで、このキャップシールはどうなんだろうか、70年代か80年代の出荷で、その出荷する際にこういうシールをしたのかも知れない。結構謎が多い。コルクは豆腐の様に柔らかかったけど、自宅飲みなので、時間をかけてゆっくりゆっくり開栓する。
普通ある程度古いワインをソムリエナイフで開栓する場合、コルクに弾力性が無くなっているので、内部からの陰圧もあり開栓途中で下1/3位から折れてしまう。概ねそれが普通だと思って良い。だから、古いワインを開栓しているソムリエさんが、途中でコルクを折っても下手と言うわけではない(だから最近は、裏で開栓することが多いかな)。なれた人だと、最初から折らずに抜くことを考えず、わざと折って、残りをきちんと抜くようにして居るみたいです。そうした方が、ぼろぼろになったコルクが落ち込むと言う事が少ないし、かえって、早く綺麗に開栓できます。
誰かと一緒だったりすると、開栓にもそう時間はかけられないので、結局折ってしまう事が多いのだけど、本日は時間もあるのでゆっくり圧力を抜きながら時間をかけて開栓。コルクは全体にワインを含み、ぐずぐずで黒くなっています。だから液漏れしたのでしょう、焼き印も読み取れません。。
以下、飲みながらの感想
開栓後すぐのテイスティングでは、少々酸が立っている感じだったけど、その感じも割と綺麗な酸で、「うん、大丈夫、」と思う。
暫くして、ふた注ぎ目、(確かに有るんだけど)酸はそれほど感じず、むしろ裏方に回った感じ、表には、柔らかな飲み口が出てきて、その後のアフターの、その優しく美しく長い余韻に浸りきる。あぁ、美味しいなぁ、これだから古いブルゴーニュはちょっとばかり特別。
酸は飛ばないから、口が慣れた事による変化だと思う。私は酸は嫌いじゃないので、このくらいだったらテイストの骨格としてとらえる事が可能なので、慣れるとむしろプラスに評価する傾向にあると言う事を、自覚している。
そうであっても、これはやはり素敵な飲み物だ。もう、等級とか、どこの畑とか、どこの作り手とか(この位古いブルゴーニュの作り手って、たいがい聞いた事が無い名前)、殆ど関係ない気がするなぁ。
_ [misc] 版画家、小林敬生氏の講演
近くで、和紙を使った小さな版画の展覧会(ミニプリント展)があり、オープニングのセレモニーに一つに、審査員の一人でもある版画家の小林敬生さんの講演会がありましたので、参加しました。
実は昔、小林敬生さんの版画を雑誌で見て衝動買いした事があり、以来年賀状などをいただくのですが、この度先生は多摩美を退官される事になり(もう70歳とのことです)、「陽はまた昇る・小林敬生・版画・1967-2012展」(多摩美術大学美術館10/25-11/10)を開かれる由。その案内と、レセプションパーティの招待状を少し前に戴いたのですが、その頃に東京に出る予定は無く、残念に思っていたところでした。
そのミニプリント展のオープニングセレモニーでの小林敬生さんの講演は、内容的には版画の歴史の話で、講演時間の1時間では足らないくらいでした。でも先生の話は面白いですね、全部、ゆっくり聴きたいところです。
その後に入選者の表彰式など色々あってから、1時間半のパネルディスカッションがありました。展覧会の入賞者は、大賞以外は全員女性ですね。作品は次のURLで見る事が出来ます。(http://miniprint.awagami.jp/exhibitions/index.html)
このパネルディスカッション、最初の方はひたすら眠かったのですが、話題がこう、現代における版画とは何か、、と言う様な話になって、俄然面白くなってきました。現代の美術に疎い私なんかは、パソコンでインクジェットで出力した物を「版画」だとはとても思えないのですが、現在ではこれも「版画」として認められている様で、キチンとした版画展にも出品されているらしいのです。そういう事に違和感を感じる人も、当然多い様で、そこに議論も有るわけです。現代美術のあり方、って話の、ほんの一端でも聴けた事は、とても興味深かったです。これを発端として、その後、自分でも思うところも色々あります。
最初は、小林先生に挨拶だけして、ここらで帰ろうかとも思っていたのですが、パネルディスカッションの後半が面白かったので、流れで展覧会場に場所を移しての懇親会にまで行ってしまいました。車で帰るし夕食も家で準備してあるので、会場で提供されたお酒も食べ物にも手を出しませんでしたが、その展覧会場で応募作品を全て見る事が出来たのは、とても楽しかったです。作品販売もしていて、ちなみにお値段はと訊いてみると、ミニプリント展と言う事もあり作品が小さいので、高いのでも2万円くらいまでで(安いのでは2千円と言うのもあった)、ちょっと買ってみようかな、と思ったのですが、お財布にお金があまりなくて、全部かき集めて、優秀賞になった作品1点だけ何とか買えました。
心残りな作品も1、2点あるし、時間があればまた見に行きたいと思うのですが、、ちょっと遠いんですよね。
追記(10月14日):お休みの日、気になっていたので、本日午前にもう一度見に行きました。2点ほど買うつもりだったのですが、よく見るとそれぞれ同じ人が2作品づつ出しているのでそれも含めて、4作品、あと気になった作品の中に2千円と言うのが幾らか有ったので、その中から2つ、合計6点も買ってしまいました。入選作でもない作品も含まれていますが、自身に無理のない範囲で、少しでも若い作家さんの励みにでもなればと思います。
2013年10月14日
_ [music] 三善晃さんの音楽
昨日夜、ネットラジオでFrance Musiqueを聴いていましたら、ある番組の終わりの方で、三善さんの小品を3つ取り上げていました。先日、三善晃さんが亡くなられた事に依るものでしょう。その番組のプログラムには載っていませんから、急遽変更したものと思われます。(この放送は、プログラムを担当の裁量で柔軟に変更する事は良くある話)
フランスの放送局で取り上げられた事に、その時は少し驚きましたが思い直せば当たり前、フランスにはとても縁の深い方でしたね。三善さんはとても好きな作曲家でした。もう7、8年前でしょうか、一度お会いした事が有り、少しですがお話しもさせていただきました(結構緊張しました)。
三善さんの作品で、一番有名で私も一番好きなのが、やはり「赤毛のアン」の歌でしょうか(作曲家にとっては不満も有るでしょうけど)。「赤毛のアン」の第一回目の放送を見て、あまりに印象的な曲だったので、「この曲誰がつくったの!?」と思い、次の放送でよくよく見てみたら、三善晃とクレジットされていて、その時は、少なからず「ぶっ飛び」ました。確かに子供の為の合唱曲は多かったですが(私が初めて聴いた三善作品も、子供の為の合唱曲だったし)、まさかアニメの曲を書くとは思いませんでしたので、、
好きな作曲家と言いながらも、実はそれほど多くの作品を聴いた訳では有りません。確かオペラも有ったはずですし、その他の曲も色々聴いてみたいと思います。フランスのラジオ局で取り上げられる位、世界的にも評価されている方なので、作品をまとめてCDで出してくれないかな、と思っています。
2013年10月16日
_ [wine] Corton Charlemagne 2006 (Dom. Rapet Pere & Fils)
多分買う時に、「「ラフェ」って白作ってたっけ?、取りあえず1本買ってみよう」、と思いながら買ったワインに違い有りません。今日もつい先ほどまで、ラフェ(Domaine Jean Raphet)のコルトンだと思って居ました。(確かにラベルが随分違いますが、白だからかなぁ、、と思ってました)
そういう訳で、飲んだ事がない作り手のコルトン・シャルル、面白そう、と言う事で開栓してみました。それで、このワイン、予想外に美味しかったので、他に白は何作ってるかな、と思い調べてみて始めて、「ラペ(Rapet)」と言う作り手のワインである事が分かりました。(ちょっと恥ずかしいですが)
綺麗なミネラル感があって、とても良い感じのワインです。コルトン・シャルルマーニュはついこの間も、シモンビーズのを飲んで美味しかった事もあり、この所当たりが多いです。
_ [misc] やなせたかし、「詩とメルヘン」の思い出
やなせたかしさんが亡くなられたそうですね、もう94歳との事ですから、考え方によれば、うらやましいとも思えます。
既にはるか昔、38年ほど前、その頃高校生だった私は、雑誌「詩とメルヘン」を一時期購読していましたねぇ。確か、なんだか、その頃、どっかに詩を投稿した事も有った様な気がします。
何号か読んだはずの「詩とメルヘン」ですが、ある号で、やなせさんの編集後記を読んで、それがあまりにも芝居がかってクサイので、以後購読をやめてしまいましたが、、。今思えば、それが「素」だったのかも知れません。
三善晃さんもそうですが、若い頃から、影響や感銘を受けた先人の訃報を次々に聞いてしまう、そういう年ゆきになってしまった感を、やはり強く受けます。
2013年10月19日
_ [wine] Bellet Collet de Bovis 2010 (Domaine du Fogolar)
この日は、祇園さ々木にて会食の為、京都行きです。
知り合いの関係で、「さ々木」には前の店舗が出来た時からもう何回も行っています。世には色々ご意見も有るでしょうが、私はとても好きな料理です。わざわざ四国から出向いてゆく価値は有る、と思って居ます。今回は季節柄もあり、写真の通りの松茸が主役でした。
今回私が持って行ったワインは、ギイ・アミオのドモワゼル05と、つい先月フランス留学から帰って来た娘のお土産、珍しやAC.Belletの赤ワインです。
AOCで"Bellet"なる所が有るとは知りませんでした。娘が最後に滞在したのがニースの近くで、そのニースのワイン屋さんで、「これは余所では手に入らない」と言われて、お土産にしたそうです。早速調べてみると、確かにこのAC、生産者も少ないし、全体の生産量も少なく、かなり珍しいものの様で、「フランスワインの中でも最も入手困難」との事です。場所はニースの近くなので、ニースのワイン屋でしか手に入らない、とも書かれていましたね。
まぁでも、そんなところでも、ちゃんと訪問している日本の人がいらっしゃるのは、すごいなぁと思います。日本語の検索結果しか読んでいませんが、結局「珍しい」とはどこにも書いて有りましたが、「美味しい」と書いて有るのは無かった様な気がしまして、早めに飲む事にしました。さすがにBelletだけと言うわけにはゆかないので、有名なギイ・アミオのドモワゼルも持って行ってきました。
一応、ギイ・アミオの方も書いておきますと、とても良かったです。1年ほど前にも飲んだのですが、こちらの方が良かった気がします。同じ時期に同じ所から買って、同じように保管していても、ビン差ってデリケートなワインほど激しいです。それを凌駕して試飲でここらのワインの銘柄を当てるなんて、ちょっと無理な話だと、常々思って居ます。
他の方には、ドモワゼルで満足して戴いて、私の興味はBelletです。で、結構美味しかったです。よく知った方が言っていましたが、ニュフ・ド・パプに似ています(ただし、シラーの少ない物)。まぁ普通に、南仏物の(それほど気張っていない)なかなか美味しい赤ワイン、と言うところです。
確かセパージュをビンの裏書きに書いて有ったと思いますが、お店において帰ってしまったので、使用葡萄品種は正確には不明ですが、赤の場合、何とかと言う地元品種が半分少し、残りがグルナッシュだったと思います。
実は、娘の土産のBelletのワインは3本でして、あと、ロゼと、もう1本赤ワインがあります。どれも作り手が違うので一概には言えませんが、結構楽しみです。(特に、ロゼなんか、)
