2009年10月13日
_ [music] 六本木男声合唱団倶楽部、パリ、ボルドー公演(1)
昨年ほぼ1年間お休みをしていたけれど、今年は昨年より少し時間が取れるし、ボルドー公演があるので合唱団の参加を再開していた。主な演目は三枝先生のレクイエム。何度か歌った事がある曲だけど、結構難しくて、未だに音が取れていない所が多数。それで夏の合宿にも参加、東京に出る機会を作っては練習にも出ていた。
今回のメインは、ボルドー歌劇場での演奏会。更に、パリのマドレーヌ寺院でのコンサートも行う事になった。実はあとパレロワイヤルで歌う予定も有ったのだけど、これは中止になったようだ。
まずパリにて歌い、ボルドーに入り歌劇場でコンサート。いつもは公演旅行中は練習&リハーサルに殆どの時間を費やし、自由時間はあまり無いのだけど、そのボルドー公演の翌日には、有名なシャトー、ラグランジェ訪問(サントリー所有)のプログラムも組まれている。
ただ私はこちらはパスする事にした。ボルドーでの貴重な1日なので、個人的にガイドをお願いして、可能な限りボルドーの有名畑を見て回りたいと思っていた。色々調べた所、有り難い事に、ウノコムの加藤さんというとても良い方がガイドをしてくださる事となった。それと、パリとボルドーでのレストランも、星付きではないビストロの、評判の良い所を幾つか地図付きでチェックしておいて、用意は万端だった。ただ、持って行く予定のパソコンが前日突然無線LANが使えなくなったのは、予定外だったけど。
当日朝早く家を出発、関空昼発のエアフランスのパリ行き直行便に乗る。何時もながら関空はすいていて良い。出国前の手荷物検査に少し並ぶくらいで、何時も出国時も入国時も殆ど並ばないでOK。連休明けの火曜日平日なので、飛行機はガラガラだろうと思ったら、エコノミーはほぼ満席だった。隣があいていると本当に楽なんだけどな。
機上で、スタートレックの映画を見る。「ジェイムズ・T・カーク」とNCC-1701 USSエンタープライズ、それと馴染みのクルーが出てくるのには思わず感涙。ストーリーは今後の歴史が変わってしまう話で(バルカン星が無くなってしまったり)、結構無茶なんですが、それにより今までのスタートレックの話に縛られない(もう既にパイク船長の引退の理由も違ってますし)、自由な続編が作る事が出来ますね。きっと作るでしょう。
パリ着はほぼ定刻だけど、入国に時間がかかり、少し早く着いた成田発の皆さんのバスには置いて行かれてしまった。仕方ないので、タクシーでホテルまで。ホテルは、サン・ラザール駅の前のホテル。由緒あるホテルらしく、フロント前ロビーの見事さはホテルとは思えない。
皆さんは既に三々五々食事に出られたようだ。ここは部屋で無線インターネット接続が無料で可能だ。今日び、まぁ、そうでなくてはね。接続確認して一息ついた後、食事に出る。あまりお腹はすいていないが、折角パリに来たのだから、まずはワインバー(Bar a Vin)に行く事にする。
事前に調べておいた、オペラ座近くの"VINO"と言う店は、日本人経営の日本風ワインバーらしく、まだフランスに慣れていない初日に行くには良いかな、と思いつつ、ホテルからは少し距離は有るが、久しぶりのパリ散歩がてらに出かける。パリではもう皆コートやジャケット、冬衣装だ。
で、地図を片手に行ってみると、、店がない!、そんな事がない様に、事前にストリートヴィユーでお店を確認してあったのに関わらず、である。ストリートヴィユー撮影の後、閉店したみたいだ。仕方ないので近くに有るはずの、うどん屋さん国虎屋を探す。ここは知り合いの野本さんのお店で、とても美味しい。野本さんには先に、パリに行くので一度寄る旨、mailしてある。パリは久しぶりなので、かなり薄れた古い記憶をたどって探すが見つからない、、そうこうするうちにオペラ座まで来てしまったので諦め、ホテル前のレストランにすることにして帰る。
サン・ラザールのホテルの前に、モラールというレストランがあるが、事前の情報では、ここは結構昔から有名なお店らしい。一度は行こうと思っていた。店前に来ると、牡蠣が置いてあるし、客席でも多くの人が氷の上に沢山乗った牡蠣を目の前にしている。ここはシーフードが有名な店みたいで、今は丁度牡蠣のシーズンだ。ちなみに私は牡蠣が食べられない。
コースにすると牡蠣が付いてそうなので、アラカルトにして前菜とメインを慎重に選ぶ。ワインはアルザスの白。最初に来た、魚のスープでいきなり(わかってはいたけど)量の多さに吃驚する。でも本当に美味しい。メインの白魚はそれほどでも無かった気がするけど、なかなか良かった。
店内はとても広く、内装は華やかな歴史有る金とガラスのキラキラな感じだけど、古い店なので端々には綻びも多い。広い店なのに殆ど満席、にぎやかでとても活気だある。お皿やナイフフォークはかなり使い込まれていて、ワインのグラスも安物だけど、このざわざわした感じ、愛想のあまり良くない若い女性スタッフも含めて、、まぁ、まぁ、パリですなぁ。
2009年10月14日
_ [music] 六本木男声合唱団倶楽部、パリ、ボルドー公演(2)
朝9時過ぎにホテルにて集合後、マドレーヌ寺院まで歩いて行く。横手の入り口からはいり、控え室を経て本堂に出る。コンサート会場でないので、リハーサル室は無く、練習も本番と同じくマドレーヌ寺院の本堂で行う。普段は入れない、本堂の段の所で本番と同じように並んで練習。演目は三枝先生のレクイエム、今回の伴奏は寺院備え付けのオルガンで、演奏者は野村さんと言うフランス在住のオルガニスト。リハーサルは参拝の人が出入りする中で、行われる。
指揮の大友先生が来られての練習では、普通に指揮に合わせたのではオルガンの音が凄く遅れてしまう。なにせ教会の中、凄く響き、そんなに離れて居ないのに、オルガンを弾いている所からの声でさえ何言っているか聞き取れないのだ。午前中は合わせるのに苦労したみたいだ。午後は良くなっていた。おそらく意図的に指揮より早く弾いているのだろう。
ここはフォーレのレクイエムの初演の場所だそうだ。オルガンも最初にしつらえた物のままで、楽器自体が歴史的な物と言える。お昼は弁当のおにぎり3個。午後の練習も3時過ぎには終わる。
練習中に、今晩バスチーユにオペラを見に行く人達が居ると聞く。私も行けないかな、と聞くと、チケット有るかも知れないからホテルから問い合わせてみれば、と言われたので、ホテルに帰るとすぐにコンセルジュに行き、今晩のバスチーユのチケットが無いか訊いて貰ったが、やはり無いようだ。
それならレストラン、フランスのワイン好きに評判の良い"Melac"にすることに決めた。Melacの肩書きは、ワインビストロ"Bistrot a Vins"だ。一人で行ってもつまんないので、フロントで誰か居ないかと見渡すとアーロンさんが居たので、声をかける。コンセルジュで2名で午後7時に予約をかけるが、8時からでないとダメだと言うので、8時からしか席が空いていないのかなと思い、その予約にした。その後一人増えて3名で向かう事になった。
午後7時45分にタクシーに乗ってホテルを出て、8時過ぎに"Melac"に着く。本当に、小さな簡素なビストロだ。お客は誰もいない、けげんに思いつつ店に入ると、奥の小さなテーブルに通される。狭く、隣の人と肩が触れあうくらい凄くにぎわっている、と聞いていたのになんか寂しい。座って店内を見ていると、黒板にメニューを書いていたりしている、まだ誰もいないはずだ、営業は8時からの様だ。
適当に料理を頼み、ワインを頼む。「ワイン好きの集まる店」と言うふれこみの所で日本と違うのは、フランスでは有名な高いワインはまず無くて、その代わりに安くて面白いワインが沢山あると言う事みたいだ。まずは白ワインで、軽い方から適当にお勧めを貰う。3人なのだけど、まず全員のグラスに少しずつ注いでくれる。ちょっと飲んでみて、それでよし、って事になると、ちゃんと継ぎ足してくれる。
そんな具合で、適当にお勧めのワインを何種類か飲みながら食事。日本でのワインバーやワインを看板にしたお店とは随分違うけど、とても楽しいし、そんなに高くない。料理は大変美味しい。お客は遅くになるに従って、ドンドン増えてくる。残念ながら、私は一番隅っこのテーブルで、それも窓に向かって座っていたので、店内の賑わいはあまり見れなかったのが、ちょっと残念。
2009年10月15日
_ [music] 六本木男声合唱団倶楽部、パリ、ボルドー公演(3)
マドレーヌ寺院での演奏会当日。ただ、本日はゲネプロの始まる夕方までは自由時間。パリで半日以上自由時間が取れたら、まず何をする??、ルーブルしか無いでしょう!。ルーブル美術館は朝9時からなので、8時半ぐらいに着くようにホテルをでる。地下鉄の駅から直接入る事が出来るらしいので、メトロで行くが、ルーブルミュゼの矢印の通り歩いたら、地上に出てお馴染みの硝子のピラミッドに来てしまった。仕方ないのでここに並ぶ、それほどの混むシーズンじゃないので並んでいるのは10人ほど。この日の朝、パリはとても寒かった。吐く息が白いので、朝は日本の真冬並みか。それで地上で並ぶのが嫌だから地下からと思ったのだけど、思惑ははずれてしまった。すぐ前に一人で並んでいた日本の女の人に、今晩のコンサートの案内をしておいた、来てくれたかな?。
9時少し過ぎて開館。まずは混む前にモナリザでしょうと、足早にモナリザの絵の矢印の方に歩いて行く。モナリザだけはあまり近くに寄れなくなってしまったけど、人があまり居ないので或意味、見放題。それにしても、あれほどフラッシュをたくなと書いているのに、パッパパッパ光らして平気なのは、どういう神経なのか本当に見に来た人の素性を疑う。ここは観光地じゃねぇ、ってば。
それから美術館出るまで、何度も何度も思うのだけど、殆どの皆さんが「絵の前に来て写真を撮って、それで満足して帰る」のだ、「おめーら、一体何しに来たんだ?」と真実思ってしまう。再度「ここは観光地じゃぁねぇ!」と思うのでけど、写真を撮らないで絵を見ているのは私ぐらいで圧倒的少数派、ううむ、「ここは観光地なのかぁ」と考え込むのである。
それにしても、何枚か有るラファエロの超絶的な名画をほぼ一人で何時まででも見ていられるとは、なんたる幸せか!。モナリザの部屋を出た通路に有るので、その影響で、多くの人があまり立ち止まらない。階がその上で、ちょっと遠い、フェルメールの絵も、前に人が居ても2、3人だ、これも見放題。この間日本で会ったばかりの絵だけど、再会に感謝。
ルーブルって毎回絵画しか見れないのでそれしか分からないけど、圧倒的な点数も凄いが、その各絵画のレヴェルの高さはもっと凄いと改めて認識した。聞いた事がない絵描きの見た事がない絵画も、一点一点非常に素晴らしい。普通の美術館だと、目玉の幾つかの作品は有る物の、端の方においては、それこそ言い方はすごく悪いけど十把一絡げの様なのも有るように感じるのものだけど、、
朝9時に開館と同時に入って、絵画ばかり見て午後1時まで、その後もう一度みたい絵を再訪して回り、午後2時半過ぎに美術館を出た。何時もながら、すっごく疲れた。この後は、オペラ座の近くにある、知り合いのうどん屋さん国虎屋へ行って、うどんか丼を遅い昼食として食べようと思っていたのだけど、この日に限って何と月一度の清掃の日という事で2時半よりクローズ。仕方がないので、オーナーの野本さんに挨拶だけして、近くの和食屋へ。
そこ「かOや」って店。ラーメンと和食の店なのに店員は全員中国人、それでもってこいつらの対応は態度の悪いフランス人風。カツ丼セットを頼んだが、なかなか出て来ない。厨房からカツ丼が出て置かれたので、やっと来たかと思いきや、そこに置きっぱなしで運んできやしない!。長々待って、ちょっと冷えてしまったカツ丼がやっと来た。だが待ってても、付いてるはずのみそ汁が出てこない。もう期待するのは諦めて(中国語しゃべれないし)、カツ丼だけ食って帰ってきた。まぁそこそこ美味しかったのが何よりの救い。でもこれで11ユーロは高い。
ホテルに帰って、燕尾服に着替えてマドレーヌ寺院まで歩く。ゲネプロも参拝の人が出入りする中で行われる。ゲネプロでも普通手は抜かないので、夜時間が無い人はゲネプロ聞いただけで充分かも。オルガンとのマッチングは問題なくなっている。流石にプロだ。そのあと休息、画像は大友先生とオルガン奏者の野村さん。
控え室で暫く休息後、午後8時半より本番。後ろの方の椅子がまだ空いているけど、まずまずの入り。演奏前にフランス語で前口上。詩を書いてくださった、曾野綾子さんも紹介される。来られているとは、知らなかった。此処での演目は、三枝先生作曲のレクイエムのみ。出来映えも、まぁまぁかな。
終演後、ホテル前のレストラン・モラールにて合唱団主催にて希望者のみ会食だけれど、ヴァレリーがグルノーブルからわざわざ演奏会に来てくれているはずだし、友達も一緒との事だったので、私は保留。
すぐ着替えて待っていると、ヴァレリーが来てくれた。友達2人が一緒に演奏会に来てくれる筈だったけど、結局ダメだったみたいだ。ヴァレリーだけだったら、皆と一緒のモラールでも良かったのだけど、今からでは仕方ない。遠出はしたくないので、やはりホテル前そのモラールの隣のカフェに行く。少し向こうのテーブルにはお仲間も居る。ヴァレリーは友人の所に来ているらしい。パリに出て来たついでに、あちらこちらの展覧会を見て回って帰るそうだ。自分で始めた芸術作品のプロジェクト、上手くゆくと良いね。
2009年10月16日
_ [music] 六本木男声合唱団倶楽部、パリ、ボルドー公演(4)
本日は、パリからボルドーへの移動の日。
我々人数が多いので、ドゴール空港からと、オルリー空港からとの二手にわかれる。朝、結構早く集合し、私はバスにてドゴール空港へ。ボルドーの空港に着いたらもう昼なので、そのままバスでボルドー市内のレストランで集団昼食。あまり大した事はないが、デザートのチョコレートムースの量には参った。美味しいと良いのだけど、まぁ日本のホテルで出るようなたいした物ではないので、流石の私も、殆ど残した。
その後ホテル入り。パリのホテルと違って、インターネットは有料のWiFi。24hで9.9ユーロと日本人の感覚からすると高い。でも仕方がないので頼む。でもフロントの若い姉ちゃん達は大忙しだ。なにせ、既に各部屋に運ばれている筈のスーツケースが届いていない。大体このホテルの規模からして、スタッフ少なくない?、働いている子も皆若く、それほど経験が有るとも思えない。このメルキュールというホテル、人件費を極限まで抑えて営業していると思われる。同行の各氏もインターネット接続を申し込んだらしい。夕方、繋がらないと、数人がフロントに相談に来ていた。
午後からホテルにて練習。練習後、夕食の場所の算段。事前に色々調べたのだけど、CIVB(ボルドーワイン委員会の事です)のHPにリンクが載っていたお店の幾つかがなかなか面白そう。なかでもホテルからは少し有るけど"La Robe"はお店のHPを見ても、とてもオシャレみたいである。ホテルの近くだと"Bistro du Sommelier"と言う、まぁその名前ままのようなお店も良さそうだ。
パリで一緒に食事に行ったアーロンさんに声をかけると、渡邊さんと"La Tupina"に行く約束が有るという。実はその店は前にボルドー紹介の雑誌に載っていたお店に一つで、今回その雑誌の切り抜きも持参してきている。ボルドーでは有名なお店らしく、渡邊さんの話では凄く予約が取りにくいらしい。私もお願いすればよかったかな?、でもいまからでは無理だろう。
ではやはり一人でと、最初"La Robe"にフロントから予約を取って貰おうとおりて行くと、未だにフロント姉ちゃん達は大忙しの様、なにせ、まだ何処に行ったか分からない荷物が何個か有るらしいのだ。フランス人に多くの荷物の移送を頼むのはやっぱし危険。自分の荷物は自分で管理、がこちらでは常識だろうなぁ。
さてどうしようかとフロント前で立っていたら、自分でかけたら?、と知り合いに言われ、まぁそれもそだな、と思い、携帯で電話。しどろもどろのフランス語で、19時から予約と言うと、何やら早口で言ってきた。仕方がないので、同じ事を繰り返して言っていたら、電話を切られてしまった。なんでぇ、、そりゃちゃんとフランス語しゃべれないこっちも悪いけど、、
この悪印象で"La Robe"はあきらめた。もう予約の電話は止めて、ホテルの近くにあるこれまた評判の良いワインビストロ"Bistro du Sommelier"に出向く事にした。一人ならどっかで食べさせてもらえるだろう。
ここらのレストランはどうも幾ら早くても午後7時あたりかららしいので、部屋で時間をつぶしてから8時少し前に出る。"Bistro du Sommelier"は本当にホテルの近く、この辺りは夜やっている店がないのですぐ見つかったけど、入り口のドアに張り紙があって、その紙には大きく"Ferme"と書いてある。今日お休みか?、と焦ったが、下に小さく20時からと書いてある、これが営業時間だろうか?、もう8時は過ぎているよなぁ。入り口の扉の手前と奥には、何をしているのか分からない人が2、3人居る。お店の人とも客とも思えない。その奥にもう一つ扉があって、そこから店の様だけど、中にお客は居ないみたいだ。どうもこの店頭からしてあまり営業している風には思えない。
帰ろうかとも思ったが、折角来たのだからとドアを開けて、入り口の人に"Ferme ?"と聞いてみたら、つっけんどんに"Non"と言われた。良く分からないので、次の扉を開けようとしたら、おじちゃんがむこうから扉を開けてくれて、何人かと訊いてきた。どうやら、営業しているようだ。通路脇の小さいテーブルに案内される、日本人一人じゃ仕方ないわなぁ。皆ジーパンでサービスはラフだけど、スタッフの感じは皆良い。
ワインリストを見るとハーフが充実しているので、ハーフで白と赤にする。白はフューザル、赤はラトゥールのサード、村名ポイヤックだ。共に2003で値段もほぼ同じく約30ユーロ。白も赤もハーフでこれ以上高いのは殆どない。最初はがらんとした店内だったけど9時を過ぎる辺りから、客が次々に入ってくる。ここは結構辺鄙に有るんだけど、やっぱり人気店みたいだ。料理もまぁまぁ美味しい。ポイヤックは良いけどまだ早い感じ、フューザルは酸が足りずちょっと煮詰まった感じがあって、2003年の白の難しさだろう。
私が店を出る頃は殆ど満席みたいだ。入り口すぐ脇に二階に昇る階段があるのだけど、上はどうなってんのか不明。そちらはワインバーかもしれない。でもなかなか良い店だった。
2009年10月17日
_ [music] 六本木男声合唱団倶楽部、パリ、ボルドー公演(5)
本日はコンサートの日。朝集合し、バスにてボルドー歌劇場へ向かう。
リハーサル室で軽く練習後、11時より大友先生による舞台での公開練習。学生が見に来てくれているとの事。始めてここの舞台に立つと、1F平土間の客席が少ないのが印象的、あとはバルコニー、建物自体は大きくて立派だが、ホールの客席はこじんまりしている。割とデットだけど広くないので、声は何処でも良く聞こえるだろう。オペラ向けとしては凄く良い劇場だ。
大友先生は日本の歌からの予定でいらしたのだけど、学生の聴衆の為にいきなりレクイエムで早くて一番の難曲である5番を披露する。朝一だったので、少々こけかけたかも知れない。公開練習は20分と決まっている。その後の練習も、劇場スタッフの勤務時間の関係で、殆ど延長は出来ない。
昼は合唱団一同、近くのレストランで食事、まぁまぁ美味しい。ただし夜演奏会なので、禁酒。ワイン無しでこういう料理を食べるのは、凄く物足りない感がある。
その後自由時間が一時間ほどあるので、中心街散策。サン・カトリーヌ通りと言う歩行者天国の通りがあって、軽い坂になっているのだけど、上から見ると通りに人がびっしり歩いている感じ。まるでお祭りの夜道みたいな感じで、その先の方で何かやって居るかも知れないと思い、歩いて行くが、何処までっても何もない。単にこの道に人が出ているだけの様。かと言って、この通り、確かに色々な店が軒を連ねるが、起点となるギャルリー・ラファイエット以外は、有名であったり、目をひく特徴の有る店舗が有る訳ではない。ちょっと人出の目的が読めないが、活気がある町だとは思う。
帰ろうとしたら、一瞬強いソプラノの歌声がした。
声の方向にに行ってみると、人垣が出来ている。ストリートミュージシャンの様だ、スキンヘッドでプロレスラーの様な厳つい奴が座ってリュートの様な物を抱えている。この顔で、とても力強い綺麗なソプラノ声で歌うのだ、凄い!。そろそろ集合時間なので長居は出来無いけど、CDを売っていたので買ってあげた。
この人"Luc Arbogast"と言う人で、帰ってから検索すると、良くストリートで歌っているらしく映像が沢山ヒットする。CDもすぐ聞いてみたが、もろ私好みで、とても良い。買って良かった。
午後の集合時間前に歌劇場に行くと、裏の入り口で皆が中に入れなくてたむろしている。どうやら、裏の入り口の受付管理嬢が、上司から言われた時間で無いからという事で、入れてくれないらしい。フランス語に堪能な人に話して貰ってもダメ、どうやら労働団体とかそう言う問題に抵触するとかなんとか、、あーわからん。でも半分くらいの人は、違うルートで、入って先に練習始めて居るんだよね。
練習後、大友先生、ソリストの人も揃ってゲネプロ。その後本番。ここでは、前半「荒城の月」などの日本の曲を10曲、休憩後、三枝先生の「レクイエム」を歌った。ピアノ伴奏の本番だったけど、まぁまぁの出来ではないかと思う。
終演後、バスにてホテルに帰り、着替えないですぐ打ち上げパーティ。明日ガイドして戴くウノコムの加藤さんも、奥さんと来てくれる。奥さんは日本人かと思ったが、ハーフらしい。でもボルドー生まれのボルドー育ちとの事。でもそれにしては日本語が上手い。二年だけ日本に行っていた事があるらしい。
時間も遅いので、割とすぐお開き。明日の事もあるので、私はその後何処にも行かず、すぐ就寝。
2009年10月18日
_ [wine] ボルドー有名シャトー畑、総まくり
今日はボルドーの畑巡りの日だ、私にとっては、今回の旅行中のもう一つのハイライトでもある。朝8時30分に、ウノコムの加藤さんとホテルのロビーで待ち合わせる。この日は日曜日で、普段見学者を受け入れるシャトーも、何処とも閉まっているので、私は畑を見ることに特化した。ブルゴーニュでも感じたが、実際に葡萄が出来る畑に身をおいて、そのテロワールを見て感じる方が、醸造所で樽から試飲するより何倍も楽しく興味深いのだ、、でも私だけかも知れないけど。
加藤さんは、ボルドーに来てもう10年以上。美味しいボルドーワインを探して、日本に紹介している。丸1日ボルドー中を案内してもらって良く分かったが、ボルドーをよく知っていると言う点に置いては、加藤さんはホントに半端じゃない!。普通ボルドーの畑なんて、何処から何処までがここのシャトーなんて知っているものではないけれど、行くシャトー全てについて、的確に教えてくれる。
今回は盛りだくさんに要求して、まず朝のうちにソーテルヌに行くことになった。ソーテルヌは少々遠くて、車を走らす。ボルドーって郊外に出ると何処でも葡萄畑が有るのかと思ったけれど、どうも違うみたいだ。しかしソーテルヌに近ずくにつれ畑が増えてくる。
しかしそのソーテルヌの葡萄畑の中でも、一見してイケムは頂点、圧巻の佇まい。見渡す限り続く葡萄畑の、緩やかにうねるほんの少し小高い丘の上にイケムはある。画像を見てください、まぁ、ロケーションからして見事と言うしかない。実際飲まなくても、この畑を見るだけでも凄いと思える。
その後、川の方に行く、少し離れているがきれいな静かな川だ。岸から少し離れた辺りから、川面に水蒸気が立っている。とても幻想的。シロン川という小さな川が流れ込んでいて、その川の温度が低いので、こうなるとのこと。この水蒸気の湿気が、貴腐菌の繁殖を支えているのだろう。
ソーテルヌに限らないと思うが、有名な良いシャトーは見るからに良さそうな場所に畑がある。加えて緩やかにうねる畑がとても綺麗で、大変風光明媚、とても良い所だ。
ソーテルヌを後にして、再び車を走らせてメドック方面に帰る。まずメドックの北のほうから。有名所に行く前に、懐かしいフルカ・デュプレを発見。その他知っているシャトーが、次々と現れる。そのうちにサンテステフに入る。まずモンローズの畑、ここも良い感じの畑だ。そして少し行ってコスの畑とシャトーを見る。コスのシャトーはインパクト有るなぁ、こりゃ観光地になるわ、と思っていたら、ここでバスで観光中の皆さんと出会う。
コスまで来るとポイヤックはすぐ隣。境界のあたりに窪地があり、そこを越えて再び高くなった所がラフィットの畑、そして隣がムートンだ。ラフィットとムートンの畑は割と同じ環境、とても緩やかな丘の広がっている。その一番高そうな所に立つと、回りに見えるは葡萄畑のみ、非常に気持ちがよい。
その次はランシュバージュ、ここも畑は良い感じ。ここまで見たところで、ミッシェル・カーズが始めた、レストランやショップなどの複合観光ヴィレッジにて昼食をとる。時間は12時半だ、こちらの昼食としては少し早い。ワインはダルマイヤックの2000年にした。やはり少し若い、美味しいけどこれと言って特に惹かれるとこもないかな?。料理はビストロ風でとても美味しい。ここでの昼食のメインの皿が、今回の旅行で一番美味しかった料理と言える。
食後、ラランド、続いてラトゥールとラスカズ、隣のポアファレの畑を見る。ラトゥールの畑は流石に良い感じだが、ラスカズの畑も見た目にはそう劣るとは思えない。D2の内側で、ちょっと内陸に入っているけど、ポアファレの畑も見た感じとても良いロケーションだ。
それからサンジュリアンに向かう。此処での私のリクエストは、デュクリュボーカイユとベイシュベル。まず、デュクリュボーカイユへ行く。ここの畑は本当に小石が一杯だ。そしてベイシュベル、例の帆を下げると言う逸話がどういう感じで行われていたか、実際見聞したい為に訪問したが、ここは凄い。川の船の停泊所からシャトーを見ると、まさに「クラブハウスへの最終18番ロングホール」って感じです。そーりゃ、すごいっす!。(ビデオは撮ったけど、写真が無いのが残念)
そして後はマルゴー、すぐお隣のパルメの畑を見て回り、メドックは終了。
それからまた暫く車を走らせて、幹線道路沿いのオーブリオンと向かいのミッションに行く。こちらも、少し登った緩やかな軽い丘のような感じになっている。道路からだといきなりシャトーが出てくる感だが、脇から見ると緩やかな斜面に広々と葡萄畑が広がっている。向かいの、ミッションも同じ感じ。回りには他のシャトーは無い。フィロキセラ害により、放棄された畑に市街地が出来たらしい。
さてお次はボルドー右岸だ、橋が何本も無いのでまず右岸に渡るのも大変だけど、渡ってからもちょっと遠いので暫く車で走る。そのうちボムロルに入る。
ポムロルは田舎と聞いていたが、中心たるその教会の回り一面、葡萄畑がずっと広がる、やはりとても気持ちの良い所だ。まずはル・パンに行く。うーん、噂には聞いていたが、本当に田舎の一軒家だ。意外な事に、松は2本植わっている。他のポムロルの小さい所と同じく、何処にもシャトー名ルパンとは書いていない。「強いて言えば、郵便ポストにティエポンと書いて有るくらい」と加藤さん教えてくれた。裏に回ると、簡素な建物に消えかけたルパンの文字が見えるように思えるが、、。この家の回りがルパンの畑だが、やはり緩やかな斜面にある。場所は良さそうだけど、畑の葡萄の木自体は、(当たり前だけど)回りのと際だって変わっているとは思えない。ワインは何であんなに違うのだろう?。
次はペトリュス方面。ペトリュスを右手において、私はまず、隣のラフルールへ向かう。ここも何も表示が無く、普通には全くラフルールとは分からない。ルパンより少し大きいけど、納屋を備えた普通の田舎の農家の建物だ。地勢はほんの少しペトリュスより上がっている、ごく緩やかな斜面だ。日曜日の田舎は本当に静かで、どの家も誰も居ないような雰囲気だ。(本当に居ないのかも知れない)
次はペトリュースの前に行く。ペトリュスの綺麗なシャトーの回りに緩やかに畑は広がっている。割と広い印象をうけるが、見たところ隣のラフルールとは畑の土壌が全く違うように思える。実は、このペトリュースとラフフールの間に、(名前通りだけど)ラフルール=ペトリュースの畑が有るのだけど、このワインはどうして際だっていないのか不思議。
少し下って、レヴァンジルの前を通って、シュバルブランに向かう。ペトリュスの下方に広がるレヴァンジルの畑も、本当に良い感じの畑だ。それに比べて、シュバルブランの辺りは割とフラット、今までの名醸地とは少し雰囲気が違う。地勢はこうであっても、土壌が違うのだそうだ。ボルドーの大概のシャトーはヴィジィットが出来るけれど、ここシュバルブランだけは受けてくれないそうだ。隣のフィジャックを抜けて、サンテミリオンの中心部分に向かう。
時折知った作り手の名前を見つけながら、だんだん細くなる道を進むと、なんか行き止まりになって、その先に見えるのがオーゾンヌのシャトーとの事。あれ、オーゾンヌって山の上で無かったかと回りを見回すと、ここは斜面の上だった。裏から来たので分からなかったが、後で下から見ると回りの状況が一目瞭然だった。
ここから回りの地勢を見ると、起伏がかなり激しい。オーゾンヌのシャトーの向こうにまた別の丘が有って、斜面にシャトーと綺麗な葡萄畑が広がっている。そちらもとても良さそうなので、加藤さんに聞いてみれば、パヴィだそうだ。パヴィも、オーゾンヌに劣らず本当に良い所にある。
その後、坂を下ってオーゾンヌの下方に出て、隣の丘のパヴィを左手側に見上げながら道をすすみ、暫く行った後斜面を登り、テルトル=ロートブッフの畑を見に行く。私はテルトル=ロートブッフを飲んだ事がないが、結構人気のようだ。葡萄の仕立てが特別な様で、見ると非常に木の幹が低くその分、枝が少し長い。
再びオーゾンヌの下方に来て、畑とシャトーを見上げる。小高い丘にシャトーがあり、回りの斜面に畑が広がる。これまでの畑の中で一番の急斜面かも、、畑もそう広くない。
念願のオーゾンヌの畑を最後に見た後は、サンテミリオンの街に入って、ほんの少しだけ観光。この時点で午後6時をかなり過ぎている。でもここも綺麗で素敵な街だなぁ。
夕食は加藤さん宅に呼ばれているので、町のワインショップで、今晩加藤さんと飲む1959年のワインを買って、そそくさとボルドーに帰るのだけど、ここからはかなり遠いなぁ。
加藤さんのアパートは、先に書いたボルドー随一の目抜き通りのサン・カトリーヌ通りに面した所にある。ワインを持ってお邪魔すると、奥さんが料理をごちそうしてくれた。とても美味しい。メインの肉は、人に任せられないとのことで、加藤さんが焼いてくれた。
サンテミリオンの町で買った59のワイン、Ch. Boulerme 1959は、一応ACはサンテミリオンだけど、聞いた事がないシャトー。流石に地元調達なので、状態はよさそうだ。特に人に強く感銘を与える様な一級品ではないけれど、劣化した所も無く充分楽しめた。ただコルクにもワインにも、ちょっとカビ臭いにおいがあったのが、少し残念。(所謂、ブショネの香りとは違う)
ホテルを出てから、加藤さん宅まで、ほぼ12時間。いろんな意味で凝縮していて、とても充実した楽しい1日だった。ガイドをして頂いた加藤さんには感謝。彼の豊富な知識無しでは無理だった。またいつか、この様な日が過ごせるだろうか。
最後に付け足し。本年、2009年のボルドーの気候はワイン作りにとっては、過去に例がないくらい(ほぼ完璧、じゃなくって)完璧らしいです。右岸も左岸も同様らしいです。期待しましょう。(でもそれだと、2000とか2005とかの立ち位置はどーなっちゃうんだろう?)バカみたいに高かったので、最近ずっとボルドー買っていなかったのですが、09は出たら買ってみようかな?。ちなみに、ブルゴーニュも凄くいいみたいです。
2009年10月19日
_ [private] 帰国の朝
ほぼ一週間の、合唱団のパリとボルドー公演とワイン畑見学のあと、帰国の日の朝早く、mailで従兄弟の訃報を知った。具合が良くないのは聞いていたが、訃報の知らせはやはりショックだ。従兄弟と言っても年も近く、小さい時は学期の間の休みには何時も一緒に遊んでいた仲で、殆ど兄弟のようなものだ。飛行機の日程は変えることなく、予定通りそのまま関空に着いて、そのまま通夜に出る事になった。
帰りの飛行機、食事をしてワインを飲んだまでは普通だったが、その後寝ていると気分が悪くなった。一度トイレに立ったが、帰れず暫くしゃがみ込んでしまった。人に寄りかかったりふらふらしながら、やっとの思いで席に帰り着くと、日本人スチュワーデスが心配して来てくれたが、大丈夫ですと言うのが精一杯、横になったまま動けなくなってしまった。後は、機上、ひたすら気分が悪かった。おそらく疲れていて胃が弱っていたのと、お酒をちょっと飲み過ぎたのと、それと寝る前に飲んだ少量のメラトニンのせいかもしれない。
胃酸抑えの薬は沢山持って居るので、色々飲んでみたが、全く効かない。いま思えば、胃酸のせいでは無かったのだろう。結局飛行機を降りて、電車で大阪に着く頃になってやっと収まった感じ。こんなに苦しいフライトは始めてだった。
2009年10月24日
_ [wine] Ch. Ducru-Beaucaillou 1982, Ch. L'Evangile 1983
帰国後数日、やっと体調が戻って来たので、美しかったボルドーの畑の追想という意味合いも込めて、昨日と本日と続いて、ボルドーワインを飲んでみた。
昨日がサンジュリアンのデュクリュ・ボーカイユ1982、今日はポムロルのレヴァンジル1983だ。
82のデュクリュは、最近出たパーカーさんのアドヴォケイトにおける82ワインの再評価において95点。飲み頃はまだ先、と評されていたので、どうかな、と思い開栓してみたが、その通り。
色はまだ濃く、多少堅い。良い熟成までにはもう少し先。10年ぐらいすると、ずっと良くなると思う。今もまずまず美味しいけど、果実実の厚さが落ちた所で、所謂ボルドーの閉じた時期の終りの辺り。パーカーさんの評論は正しいと思える。
連チャンになるけど、今日は右岸、レヴァンジル。ポムロルでのペトリュスからシュバルブランに向かう間の、レヴァンジルの美しい畑とシャトーが思い出される。
レヴァンジル83は結構思い出のワイン。すごい大昔、パリに行った時、アルぺージュと言う、確か当時2星レストランに行った時飲んだワイン。(料理も凝ってるのは解るけど、凄くまずかった)
ワインリストでは確かラフルールが結構安くて、私はそれを頼もうとしたのだけど、ソムリエ役の姉ちゃんが、こちらがすっごく美味しいからこれにしろと、半ば無理矢理飲まされたワイン。当時は素直だった、で、たいして美味しくなかったのを、鮮明に覚えている。今思っても、これは失敗だったと思う。あのソムリエ、きっと良く分からん日本人の若造にラフルール売りたくなかったんだわ、だってそんな顔してたもの。
そのまた昔、はじめて行ったアピシウスで、某ソムリエにカミュのシャンベルタン1983をすすめられて飲んだ事柄と、まず双璧である。教訓、「自分で飲むワインは自分で決めよう!」
でそれから15年以上、ワインはどうかというと、、特に偉大では無いけれど、とても美味しいです。とっても熟成したメルロしている。楽しめる点においては、まだクローズしている印象の昨日のデュクリュ82よりずっと美味しく楽しい。
2009年10月27日
_ [wine] Auxey Duresses Les Clous 2004 (Dom. d'Auvenay)
昨日夜、自宅で一人でおでんを食べながら飲んでみました。
昨年だったか、購入経路は違いますが同じ04を飲んだ事が有りますが、今回はちょっと熟成が進んだでしょうか?、ボトル差か、飲んだ時の温度差なのか?、、先に飲んだ印象よりもずっと開放的で強力。最初っからミネラル感キラキラ、「こりゃ、すごいっす」と言葉に出てしまいました。
確か"Les Clous"は割と最近白ワインに植え替えた畑らしいと、どっかで読んだ記憶が有りますが、真実は確かめていません。以前から有る、畑名が付かないAuxey Duressesの方が良いと、書かれてあったのを読んだ記憶も有りますが、まぁ並べて開けてみないと分からないですね。
でも美味しさでは、文句なく美味しいです。流石にドーヴネ、記録に依ればこのワインは1万5千円少々で2年前に買っていますが、それでもお買い得に思えるからたいした物です。
2009年10月31日
_ [book] 「二十歳の原点」 高野悦子
この本は、私の高校時代に大きく話題になった本。国語の先生が、ある日の授業の最後に「昨晩一気に読んでしまった、、云々」と、短く感想を述べられていたのを憶えている。50歳の今にして、今更「二十歳の原点」かとも思うけど、50になってやっと読む事が出来る様になったんだ、という気がする。(それまでは、怖くて読めなかった)
数日前に時間つぶしで入ったブックオフで、三冊並んでいた。この棚、百円均一。内一つを取りパラパラめくると、青のインクの短い書込みが目に入った。個人的感想と言うより、注釈と言える短い単語。これを書いた誰かは、この本をどう読んだことか、、。他の状態は三冊ともほぼ同じだけど、この書込みのある一冊を購入。結局、書込み注釈は2カ所のみ、あと傍線引きが一カ所。今頃になってこの本を買った一番の理由は、やはり100円であった事。
先ほど、三日で読了。噂は昔に散々聞いたけど、予想以上とも思うし、予想通りとも思う。書き手の純粋さ真摯さそれ故の苦悩には打ち負かされるが、今の私には、一面やはり如何にも未熟とも思え、読了後も有る程度冷静に居られて大きく落ち込まないのは、幸いだろう。やはり今まで手を出さなかったのは正解。