最新 追記

xiphioの備忘録【2025年までのアーカイブ版】

2026年よりシステムを変更しました。新サイトはこちらから

2009年02月04日

_ [wine] Ch. Calon Segur 1982

色々ワインの銘柄とか知りますと、ちょっと変化球を探索してしまうものですが、今日は直球(私見では)ど真ん中の、ボルドー82です。画像の説明

やはりボルドーの82は良いです。90よりは絶対82の方が良いと思います。最近の2000とか2005は全く判りませんが、多分82が良いと思います。

90より良いというのは、天候よりも多分にその時代の作り手のポリシーの差があると、私は思います。ボルドーは80年代後半から、目立っては90くらいから、「早く開けても、とっても美味しいよん!」風の作りに変わった気がします。ボルドーのクラシックな作りでは82が最後のフラッグであり、また飲んでもそれが最良でしょう。(まぁ86とか言う年も有りますが)

美味しかったですが、まぁこのハートのマークのカロンセギュールのそれも82を、夜一人で飲んでいるのですから、少々情けなくもありますか、、


2009年02月08日

_ [book] 「もっとも美しい対称性」 イアン・スチュアート著

対称性にまつわる、数学と物理の関係の歴史と見通しを書いた本です。久しぶりに雑誌でない単行本の本を読了しましたが、まぁまぁ面白かったです。(まぁまぁの理由は後述)画像の説明

一応私は昔々は理論物理は素粒子屋さんだった訳ですが、それ以降色々な方面から、量子力学とか素粒子論の記事を読んだりしてますと、「その時の勉強は全く足らなかった!」とつくづく思います。「こんな事も知らずに、またろくろく理解できずに、院卒の論文書いたんかいなぁ、、」と恥ずかしくなるばかりですが、この本を読んで更に、その思いを強くしました。

素粒子屋さんだったので、昔からSU(3)とかの言葉は使っていましたが、恥ずかしながら群論については、結局殆ど知らないままでした。確か群論の本は買ったと思いますが、読まなかったですねぇ。本当に何も知らなかった。25年以上して、思っても遙かに遅いですが。

登場する数学者や物理学者に沿って話を進めていますが、最後の方を除いては殆ど数学者です。登場学者の生い立ちなどからその生涯まで、業績とは関係ないけど、人物物語として色々面白そうな事まで長々と紹介されています。その人に特に興味があれば良いですが、表題に惹かれて買った者とてしては、時に余分に感じてしまいます。

また一般書なので、読みやすくする為に、数式等はまず出てきませんので肝心な説明が常にあやふやになっていまして、そこの所がかえって判りづらい気もしました。読むのはある程度興味と素養のある人でしょうから、もう少し数式を入れて、詳細は無理でも、もっと素直な形で説明して欲しかったかな。

_ [wine] Corton Charlemagne 1992 (Leroy)

誕生日直後という事で、誰かと飲もうと思っていたルロアの92のコルトンを、昨日コンサート後、馴染みの店に持ち込んで開けました。画像の説明画像の説明

一人でこんなワインを開けたので罰が当たったのか、料理屋到着直後からお腹の調子がおかしくなり、腹痛を抱えながらやっとの事で食事を終え帰宅しました。ワインも半分飲むのが精一杯、ああぁ、勿体ない事をしてしまいました。

私の体調とは別に、実に見事な美味しいワイン(だったと思う)。頭にイメージのある「コルトン・シャルルマーニュ」そのままのワインでした。でも本当に勿体なかったなぁ、どんなワイン飲もうが、その日の体調が一番と良く分かりました。


2009年02月14日

_ [ski] 札幌から、テイネ、ばんけいスキー場

知り合いの方に誘われて、札幌へスキーに行って来ました。考えてみれば、昨シーズンはロータリークラブの会長役をやっていて、とてもそんな余裕が無く、結局スキーには一度も行けなかったので、2年ぶりとなるんですね。

一昨年に買ったK2のアパッチ・クロスファイアーは、アルプ・デュエズに置いてあるので、近所で、型遅れの2、3万の板でも買おうかと思っていたのですが、オークションでアパッチ・クロスファイアーの今シーズンモデルを発見。ちゃんとしたショップの出品なので、ついつい落札していまいました。流石に2、3万という訳にはとてもいきませんが、普通に買うよりは安いです。

神戸空港が出来たので、飛行機の発着は神戸です。神戸まで車に乗せてもらい、空路千歳に。千歳空港からバスで、まずテイネに行きました。それまで昔の事を全く忘れていたので、「テイネ?行った事あったっけ?」とか思っていましたが、スキー場に着くと記憶が甦り、前に来た時の事を思い出しました。着替えてさて滑ろうとした時に、ストックを忘れている事に気が付く、大ぼけをかましてしまいましたが、天候もまずまずで、2年ぶりなので最初は少々怖々でしたが、板の優秀さもあって楽しかったです。

初日夜は、グループの皆さんと、かに料理の店で夕食です。私は少し早めに出て、雪祭りの様子をすこし見て、それからストックを購入。シーズン末期なので、4割引なのでほんの少しラッキー、、ですかね。かに料理屋では、日本酒を結構飲みました。皆さんはその後、ラーメンを食べに行かれましたが、私はパスしてホテルに帰りました。

2日目もテイネです。ルスツに行くグループと別れたので、人数が4名となりタクシーにしました。初日夜に雪が降ったので、コンディションは上々です。天気も良くて条件は良いのですが、足、太ももあたりの痛みがなかなか取れません。2年ぶりだし、年もとってるし、どうも仕方ないですね。元々、3時前に帰る予定だった事もあり、昼食後2、3本滑っただけで早々に終わりにしました。

しかし、リゾートと言えば普段絶対出来ない「昼間っから酒」でしょう。昔はただひたすら滑って居た気がしますが、最近はそれがやろうにも出来ない事もあって、余計にそのウエイトが増してます。以前テイネに来た時に「次回は絶対ワイン持ち込みするぞ」と思った事を憶えています。やっぱりワインの1、2本は持ってくるべきでした。

まだあと1日あるので、札幌に帰ってから早速ワインの買い出しです。ワインショップを探すと、エノテカがあるらしいので、タクシーですすきのまで行ったのだけど、立派な内装の割には、ワインが少ない!。種類だけみれば、そこらのスーパー並の数しか置いて無いじゃないですか。仕方ないので適当に5、6千円の02のサントーバンのプルミエクリュを購入。更に近くの100円ショップを教えてもらい、ソムリエナイフとグラスを購入。

2日めの夕食は、サッポロビール園でバイキング料理。グループ旅行で無ければ絶対来ない所だけど、それなりに満足でした。一度ホテルに帰った後、知り合いの方と3人で、以前見つけたすすきののワインバー、BIRDに行きました。

最終日は時間もそれほど無いので、札幌市内からとても近い、ばんけいスキー場に行きました。近い割には良くて、なかなか楽しめました。出発が2時前なので、12時にはもう上がりまして、後は食事とワインです。レストランには、あちこちに「持ち込み禁止」と書いてるけど、こっそり昨日買ったワインとグラスを持ち込んで、立派なデジュネ気分です。なかなか良い白ワインで、とても美味しかったです。それでもう、その1日は終わった気分です。

帰りは再びタクシーで札幌市内へ、そこからバスで空港へ、家族へのお土産を買って神戸へ、神戸空港からは再び車に同乗させて頂き帰ってきました。車を運転される方は、その日はお酒が飲めないので、ちょっと申し訳ない気分でした。

以前はスキーの事しか考えなかったので、スキー場ステイしか考えなかったのですが、もうスキーばかりは出来ないので、後の事を考えると都市ステイが良いかなと思いますね。スキーをしない家族でもOKなので、また札幌ステイでスキーに行きたいです。今度は家からワインを2、3本持って行きますぞ。

まぁ、これで足慣らし完了。来月はアルプ・デュエズです。


2009年02月15日

_ [music] 日本の聴衆は、しつこいか?(福田進一ギターリサイタルにて)

どうかな、こんな事は書かない方が良いかな、、と思っていましたが、ラジオなんかでギターの曲を聞く度に、何時も思い出してしまうので、一応書いておきます。

昨年7月、地元で福田進一さんのコンサートがありました。他の機会にも此方にいらした事はあるかも知れませんが、地元で聞くのは二度目でした。一度目は随分前ですが、その同じシリーズのコンサートで、若くて格好いい福田さんの嘘のようなテクニックの演奏を聞いたのを、良く憶えています。更にその前、確か、濱田さんの案内によるTVの音楽番組で、福田さんがギターを演奏され、その演奏の素晴らしさに「誰、この人!」と驚いたのを思えています。その頃はまだ、CDも出されていなかったと思います。

とにかく、私なんかがここでわざわざ記す必要のない、最初から素晴らしい演奏者で、お弟子さんの方が一時有名になりましたが、「後は後進の指導に、」とか言わず、何時までも素晴らしい演奏を聴かせて欲しく思っています。

今回の演奏会も、楽しく素晴らしいものでした。つい先日までスペインにいってらしたらしく、かなりお疲れとの事でしたが、そちらで初めて演奏した曲の演奏も良かったです。そして予定されたプログラムが終わり、何回か拍手で呼ばれた後、確かこの様に言われました(最後の一文を除いて、言葉は正確でないと思いますが)

『向こう(多分スペイン)は、演奏後の反応も凄く熱狂的なんですよね、でも後が割とさらっとしているというか、すぐに終わるんですが、それに比べて日本は少ししつこいというか、、あ、いやいや、、(聴衆は爆笑)』

私もはずみとして一緒に笑いましたが、正直「福田さん、一体何言ってんだ!!」と思いました。

「今日の演奏も素晴らしかったですよぉ」って、一生懸命拍手する聴衆に向かって、冗談めかしたとはいえ、「少し、しつこい」とは、何事でしようか!!。(当然、その後拍手は途切れた)

スペイン帰り直後でとても疲れていて、早く帰りたい気持ちは良く分かります。でもそれなら、その他の方策が有るでしょうに、、

福田さんの、気取らない態度はご存じの方も多いと思います。初めて聞いたコンサートでも、途中で「ちょっと暑いんで、服を脱がせてもらって良いですよね」と言われて、ちょっとラフな格好で演奏されました(偉ぶらない気さくな良い方だな、と思いました)。今回の演奏会でも、演奏中にその外国の話とかも、楽しく聞かせて頂きましたし、時折聞くインタビューでも、冗談を交えた受け答えで、聞いていても楽しいですよね。

だた、幾ら冗談で受けを狙ったとしても、いや本当にそう思っていたとしても、やはり演奏家として聴衆を前にして「言って良い事と悪い事」が有るように思います。

とても忙しい海外への演奏旅行で疲れている直後、こんな地方にやってきて、そのまた客が少ない演奏会で、気が抜けたのかも知れませんが、、有名に、そしてまた大家になり過ぎちゃったのでしょうか、大好きな方だけに、ああぁ本当に、思い出す度に、私はとてもとても残念な気分になります。


2009年02月18日

_ [music] 本格化するインターネットラジオ&Squeezebox classic

過去に書きましたが、昨年は省電力で安くて小さなパソコンを立て続けに買いましたが、その幾つかはすぐ壊れて使えなくなってしまう酷い品物でした。ATOM プロセッサのPCが出たくらいから、懲りずにまた買ってしまいまして、内1つをCFを使ったドライブをストレージにしてインターネットラジオ専用にしてあります。

はじめの頃はビットレートも低くて、音もイマイチ(と言ってもFM並ですが)で、頻繁に途切れるのが当たり前だったインターネットラジオですが、気が付けばこの所進化しておりまして、ビットレートも128や、192も当たり前に見られるようになりました。流石にこの位だと音は良いですね。それにあまり途切れなくなりました、もっともこれは番組によりけりですが。

一時期アンビアント系の放送をずっと聞いていましが、この所毎日、フランス発のクラッシック系番組、France Musiqueを聞いています。結構好みに合っていまして、とても気に入っています。放送もまず途切れません。演奏会の番組もありますし、ゲストを迎えてのインタビュー番組とかもあります(言葉は分からないけど)。最初は一応フランス語の勉強になるかな、とも思うのですが、そもそも全くそのレベルに無いので、その点ではあまり役に立っていないかも知れません。あとクラッシック系の放送局としては、Bartok Radioが評判良いですね。確かに音質は最高ですし、番組も良いです。ハンガリー語が全くの知らない言葉なので、ちょっと耳に付きますが。

日本にはろくなインターネットラジオの音楽番組は有りませんが、世界には色々な放送が有るらしく、例えばバイロイト音楽祭の配信も有るようです(知らなかったです)。音質の悪いNHKFMを、半ば眠りながら聞く必要は無い訳です。NHKには、TVとかはどうでも良いからFMを早くデジタル化してくれ、と以前から思っていたのですが、どうやら、インターネットラジオが別の回答になりそうです。

今でも音楽を聴く音源はCS−PCMがやはり多いですが、このFrance Musiqueを聞いていると、これで充分とも思います。衛星ラジオ放送も、沢山出来たけど、放送中止になったのもまた多いですね。この所の高音質化や番組の多彩さを考えると、音楽放送もメインは次第にインターネットに移行しそうな感じです。画像の説明

さて、そのインターネットラジオを聴く為の専用のチューナーは昔から有りまして、私も以前Bibioというのを買っていました。この機種、出力がアナログのみ、凝った形なので結局とてもかさばる、実際日中はPCを立ち上げっぱなしなのでそちらで聞けば問題ない、との理由ですぐ使わなくなり長い間箱の中に放り込んでありまして、ちょっと前にオークションで売ってしまいました。

そこで今度は無線LANを搭載した機種は出ていないかと検索した所、Squeezebox classicを見つけました。無線LANにて接続(当然有線も可能)、デジタル出力有り(私にはこれが有り難い)、その他機能沢山、となかなかのスペックの機種です。早速本家のHPから買おうとしたら、何故か買えないのです。日本からの購入の仕方を解説したHPも有るのに、、。ならばとアマゾンから買おうとしたら、ここも日本から買えない、、どうやら、家電製品一般は、規制で日本からは買えないようになっているようです。何かあると、対策として規制することしか考えられない、馬鹿な輩が多いもので困りますね、本当に。で、結局輸入代行とかが有るんですね、ではその規制は何の役に立つのか??。

幸いに日本で売っている所が有りまして、円高の今となっては少々割高ですが、この位は仕方ないかと購入しました。思ったより小さいですが良いですね。他のインターネットラジオチューナーに比べて少々高いですが、欲しい機能はたいてい備えていまして、使えるという面では一番です。

ちょっと気になるのは音質。デジタル出力しか聞いていませんが、前述のロースペックPCにUSBオーディオを繋いだ装置に比べて、音が軽いと言うか、中低域が落ちている気がします。どーしてなのかなぁ、アナログアウトが悪いのなら判りますけど、、。

それでも、家に一つ無線ルーターを設置すると、家の何処ででも多彩なインターネットラジオが聴けるのは有り難い事です。便利な世の中になったものだと、つくづく思います。


2009年02月25日

_ [wine] Querciolino 1993 (Castello di Verrazzano)

このワインについては、随分前に書いた事がありまして(以前のHPの方に書いた物で、このブログの中ではありませんが、良かったら読んでみてください。1997年2月、1998年6月と1999年5月です)、何本か買った中の最後から2本目です。画像の説明

このワインについてもう一度書きますと、昔イタリアはコルチナ・ダンペッゾにスキーに行った時に、夜サッセーロというワインを飲んだ居た時、斜め向こうのテーブルの家族連れのテーブルから、いきなり私のテーブルにやってきて「それはうちのワインだ」と言ったのが、始まりでしょうか。私もつたない英語で話しましたが、彼は、トスカナはキャンティの作り手、カステッロ・ディ・ヴェラッツァーノの当主、カッペリーニ氏でした。その時の話では、「うちにはケルチョリーノと言う、エノテカ以外には殆ど出していないワインもある、特に88が良いから今度見つけたら飲んでみろ。」という事だったと思います。

その後、トスカナ在住の知り合いを通じて、ケルチョリーノ93をカンティーナから直接購入しました。またそのあと私はイタリアはトスカナ地方に旅行し、カステッロ・ディ・ヴェラッツァーノにも訪問しました。(その頃のヴェラッツァーノのカンティーナは、レストランも備え観光客も多く、ここならこのワインは誰でも買えるみたいでした)

最初に飲んだ時から、流石に結構良くできたワインで、洗練された良さを持っていまして、飲むたびに凄く気に入っていました。今日は本当に久しぶりに飲むケルチョリーノですが、もともと強いと言う感じのワインでもなかったし、イタリアの93なんでそろそろ落ち始めた頃かな、とも思っていましたが、なんのなんの、15年経って今が全開という感じです。

開けた時も良かったですが、暫く経ったほうがより深く深遠でした。その頃には、以前にはあまり感じなかった力強さも顕著で、以前飲んだ記憶からは意外な感じがするほどです、こういう変化もあるんですね。今の感じではブルネロに近いかも、でもどちらにしろとても素晴らしいワインです。

昔の記述を見てもらえれば判るとおり、このワインにはいくらか思い入れがあり私にとってはとても大切なワインですが、それがこれほど見事で有る事に、このワインに、その経緯と思い出と共に今更ながら感謝せざるを得ません。(ヴェラッツァーノのカッペリーニさん、どうしてるかな?)

_ [wine] Ch. La Mission Haut Brion 1966

ついでと言っては何ですが、此方の画像も載せておきます。画像の説明

ちょっと前に飲んだワインですが、なんやかんやで、感想を書く機会を失ったままなのでしたが、あまりに良かったので画像だけ載せます。(このブログは本人の備忘録です)面倒なので、最近はデジカメ画像だけでラベルは剥がさないのですが、これはちゃんと取りました。しかし既に色々感想を書けない状態なのが、少し情けないですが、、

実は同じロットのワインを以前にも飲んでいる筈なんですが、このワインはとにかく、佳く熟成したグラーブの精華みたいなワイン、極めて健全でいてまた偉大、まだ2月だけど、今年一番のワインと言って間違いないです。

この所他のワインもよく飲みますが、このワインといえ、その数日後飲んだムートン・バロン・フィリップ1961(ハーフボトルです!、凄く良かった)といえ、状態の良い古いボルドーは、今更ながら本当に素晴らしいと思います。なんだか、違う世界のような気もしますが、それは多分最近のボルドーとも違うんだろうと思います。