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2008年12月19日

_ [wine] Hirtzberger Riesling Smaragd 2002

以前、「地図で見る世界のワイン」と言うワインアトラスの日本語版の出版に際し、翻訳をお手伝いした事がありました。そこで、私に原稿が回ってきた地域はオーストリアでした。

翻訳するにあたり、それまでまぁ飲んだ経験が無いオーストリアワインでありましたので、「まず飲んでみないと翻訳も何もないだろう」と、AWAと言うオーストリアワイン専門の神戸のインポーターに連絡し、ワインを1ケース余り購入し、諸々の資料と一緒に送ってもらいました。その時買ったオーストリアのワインは、どれもなかなか魅力的で、すぐ全部飲んでしまいましたが、そのラインアップの中で特に魅力的だったのが、ヴァッハウのヒルツベルガーのワインでした。それ以来ヒルツベルガーのファンであります。近年ではむしろ、近くのニコライホーフが国際的にはビオの活動で名が売れていますね。

ヴァッハウではヒルツベルガーらが中心となり、「ヴィネア・ヴァッハウ・ノビリス・ディストリクトゥス(ラテン語です)」というグループとその独自のランクを定めています。下位から、「シュタインフェーダー」、「フェーダーシュピール」、「スマラクト」となり、スマラクトの元の意味する所は、この地方特有のカラフルなトカゲの事だそうです。シュタインフェーダーは石垣に生えるぺんぺん草、フェーダーシュピールは帽子につける羽根の事と記憶しています。(どれも辞書にも載っていない言葉なので、翻訳の時、最初は意味が判らずとても困ったものです)画像の説明

このワインは後日数本買ったの物の最後のワイン。一緒に買ったシャルドネもまずまず良かったけれど、それにましてこれはもう凄いです。大地からわき上がるような構成と力強さを持ちながら、開栓後時間を経た物は、その上に香気漂い壮大な気品さえ感じます。基本的にはビオ実践系のテイストの感じですが、育ちの良さと気品と、そして構成力と力強さが際だっていて、もう涙が出そうです。

馴染み深い、モンラッシェあたりの磨き上げられたような完備さとはまた違うのけれど、ゾクゾクさせるような強いテイストを内包していて強く惹かれます、リースリングの新たな面と言うか、いやその素晴らしい本質を知る思いです。この所良いワインも結構飲んでいるのだけれど、その中でも際だって魅力的で素晴らしい白ワインでした。


2008年12月21日

_ [wine] Chambertin 1959 (Bouchard Aine & Fils)

何度か記しましたが、幾らか古いワインもストックしてるので、コルクが弱くなって液漏れし始めたボトルも結構あります。今回は59のシャンベルタンでした!。まぁ仕方がない、早めに飲みましょう、と言う事で、今日開けてみました。画像の説明

いやぁぁ相変わらずここらの古いブルゴーニュは素晴らしい、と思いつつ、二杯目あたりでちょっと「アレレ」、と思いながら飲んでましたが、やっぱしこれはごく軽いブショネですね。でも、この位なら、ブイショネ香を感覚で分離しながら何とか楽しめそうです。一週間前もブショネのワインありました。そちらもそう酷くない物だったけれど、途中から我慢できず半分以上捨ててしまいました。本日のも、軽度で充分飲めると言っても、やはりブショネはブショネ、最後は少々辛い面もありましたが、ワイン自体はとても良かったです。

古い作りのブルゴーニュ(概ね69以前)は好みでありまして、かなり飲んでいると思います。好みにも依りましょうが、ここらのワインを飲んでいたら、最近の若いワインは馬鹿らしくて飲めないんじゃないかとと思うくらいです。(そうは言っても、比較的若いCAのワインも美味しく飲んでいますが)