2008年11月08日
_ [wine] 昔の約束のワイン会
随分以前、私がまだ24、5だった頃、当時入っていたワイン会(メンバーはそれなりの身分の有る方が多かったです、私は特別に最年少)で、ある方と「今度ペトリュース飲ませてくださいよぉ」と約束したのでありました。それから何度かそのワイン会の例会とかで、「今度飲ませてくださいね」と言う話をしていたのだけど、私はまもなく徳島に帰り、その約束は(良くある話なんだけど)結局そのままになっていました。
それから随分して、噂でその方が大病されて療養中だとお聞きしておりました。それからまたまた暫くして、友人を介してひょんな事からその方の娘さんとお会いする事が有り、お話を伺ってみますと、後遺症は有るもののかなり元気になられているとの事。「実はお父さんと、昔、こんな約束をしたんですよ、またお会いしたいですね」とか何度か話しておりました。
考えればあれから既に25年ほど、私ももう50間近、丁度コンサートの予定があり東京に必ずに出ることもあって、「この機会にあの昔の約束を」と思い、当時の会のゆかりの皆さんに連絡を取り6名ほどの小さなワイン会を催しました。
本当は、ペトリュースを飲ませてもらう約束だったのですが、私が1本昔に買った78のペトリュースを持っており、一人では飲めないので飲む機会を探していた事もあり、シャンパンとル・パン91以外の、4本のワインを私が持って行きました。
当日のラインナップは以下の通りです。
Champagne Bruno Paillard
Montrachet 1989 (Louis Latour)
Ch. Petrus 1978
Ch. Haut Batailly 1959
Ch. Le Pin 1991
Schloss Vollrads Adventswein Kabinett 1969
それぞれのワインも皆とても筆に表せ無いほど素晴らしかったですし、この会の為に特別に充分に考えられた料理も本当に見事なものでした。それは、25年ぶりにお会いできた方との、懐かしくも、そして今までで最も印象深いディナーでありました。
2008年11月15日
_ [wine] Cote Rotie "La Viaillere" 1991 (R.Rostaing)
何時もながら飲むワインを決めるのは結構いい加減でありまして、今日のは、丁度届いたワインスペクテーターがシラー特集で、「そういや、最近シラー飲んでないなぁ」と思った故なのです。
私、実は大昔「シラーは苦手」と称しておりました。なんでかと言うと、その頃飲んでたシラー(エルミタージュとか)が、美味しくなかったからです。で、何で飲んでいたかと言いますと、当時高いワインが飲めないので、レストランに行ってもボルドーとかブルゴーニュとかはなかなか頼めない訳です。それでも一応ワインの勉強だけはしていましたので、その知識を元に、ワインリストのなかでちょっとマニアックだけど比較的安くて評判の良い地域のワインを選んでおりました。それで、「美味しいはず」と思いながら何度かローヌを飲みましたが、それがあまり美味しくなかった訳です。それで、「シラーのあのちょっと金属っぽいところが、、」と言いながら一時期避けていたのが本当の所です。
ただその後、友人にギガルのトゥルク87を飲ませてもらい、一瞬にして宗旨変えを致しました。それ以来、カベルネやピノと同じく大好きですが、でも実際ワインはあまり買ってません。唯一91は娘のヴィンテージで、ボルドーもブルゴーニュも芳しくなく、北ローヌが良いという事で、少しですが買いました。今思えば、91はカルフォルニアを買うより、ロティをもっと買った方が良かったと思っています。
で、このロスタンの91ですが、いいですねぇ、丁度飲み頃です。よく見るとラベルの何処にも書かれていませんが、これは実はCote Bruneです。これは2本買った内の2本目ですが、1本目の印象は余り無く確かちょっと若くて堅めなぁ、と言う感じだったと思いますが、今は全開です。しなやかで滑らかで見事なテイストです。
余計な事を少し書きますと、これを飲みながら思った事ですが、パーカーさんがローヌが好きなのは判る気がします。これほど洗練されたシラーですと、私の中でこれによく似ているのは、カルフォルニアの最良のワインです。葡萄は違いますし、「厚み」と言う点でも少し違うでしょうが、でも形(フォルム)としては何故かとてもよく似ている気がします。