最新 追記

xiphioの備忘録【2025年までのアーカイブ版】

2026年よりシステムを変更しました。新サイトはこちらから

2007年09月01日

_ [wine] Chateauneuf du Pape 1981 (Chateau Beaucastel)

以前、国内の販売店からボーカステルの古いヴィンテージのセットがオークション形式で出たときに買ったワイン。他のヴィンテージを、もう2、3本は飲んだと思うが、ちょっと弱かったのも有ったかもしれないけど、どれも結構良かった。画像の説明

今回開けたのは、81。セラーで手にして、あまり良くないヴィンテージなのではないか、と思い、それならまだ暑いこの時期には結構良いかな、と開けたのだけど、、最初のテイスティング一口で思わず一言、「素晴らしい!」。

すぐパーカーさんのローヌの本を見てみたら、ボーカステルの81は94点、78、83や何と85よりも評価は上です。パーカーさんも流石と言うか、なかなか偉いじゃないですか!

まだ開けてから時間が経っていない事も有ってか、香りはあまり立っていない、しかしテイストのアフターが、驚くほど深く広く、また長い。最近ちょい若め(20年未満の事)のブルゴーニュが多めで、どっちかというと惹かれるような香りがその主賓だったことが多かった気がするけど、これほどのテイストの余韻の深さと大きさに出会うのは久しぶりで、ちょっと感動ものです。

熟成は充分、一口飲むごとに、その後に、口蓋から頭を大きく越えて、ブワァァっと深く網の目のように構成力を持って大きく広がるテイストの世界に、壮麗な大伽藍を見る想い。何に近いかと言うと、強靱な体躯を誇った60年代前半までの一流の古いブルゴーニュに近いです(こちらは81なんで、25年程度ですが)。


2007年09月04日

_ [wine] Ch. Haut Brion 1989

私の所属する合唱団ですが、最近資金繰りが少々危うくなって来たとの事で、団の為のチャリティオークションを開こうと言うことになっており、現在計画中の様です。皆、有形無形を問わず、出品を募集する訳ですが、同僚の著名な方々と違い、当方の接待とか歓待とか受けても誰も喜ばないと思うので、私はやはり品物を考えているわけです。

私にとって、大衆の眼前に堂々と出せるような物は、ワイン位な物なのですが、そこで思いついたのが89のオーブリオンとミッションです。実は口外してはいけないのかも知れませんが、当時の売値で私は結構買っていまして、おまけにそれぞれまだ2本づつしか飲んでしないので、まだ在庫有りです。画像の説明

それで、「今幾ら位かなぁ、」、とインターネットで見てみたら、89のオーブリオンは、大体25万円位で売っているではないですか。「でもこの値段では、誰も買わないよな」と思っていたら、ヤフーオークションでは18万円で実際に売れて居るではないですか!、「げぇぇ、そんなにすんのかよ!」と思わず口走ってしまいました。正にオークション出品にはうってつけですね。

前にも書きましたが、私、趣味のワインで利潤を得る気は全くない、と言うか元々そう言うこと出来ない体質なので、高いと聞くと、逆に(今後はもう買えないので)売らなくなってしまうのですが、前述のようなチャリティオークションは別です。(わかる人が参加してくれると嬉しいのですが)

今晩は、「ワインの状態チェック」との名目(良い名目やなぁ)で、89のオーブリオンを1本開けてみました(当然一人で飲んでます)。現在10万円以上の価格のワイン、と思うと開栓も心なしか手が震えましょうか。価値観や懐具合によってそれぞれ違うでしょうが、私にとって、10万円以上の価値のワインなんて、一部のバロレコレクションとか、1900以前のとても状態の良いワインとか、まぁ、それぐらいじゃないでしょうか、当代のワインにそんなお金出すなんて、、どうかと思いますが。(有名な45のムートンや、47シュバルでも、10万以上ならやだな、31のナシオナルなら買うかも、、でもそれじゃぁ絶対手に入らないけど、でよく考えたら、私が買った一番高いワインは8万円です。)

で、なんやかんやと名目をつけて開けたオーブリオンですが、、、これはやっぱり素晴らしいです。オーブリオンだし、テイストの傾向は飲んでいる方には大概判ると思うので、今回細かいコメントは無しですが、実に見事なワインです(私は元々オーブリオン好きですし)。間違いなく89ボルドーでは最上。59はまだ飲んでいませんが、多分今飲めるオーブリオンの中でも、最上の偉大なワインかと思います。(ま、「偉大」って言ってもたかが、20年足らずの若いワインなのですが、、)


2007年09月08日

_ [wine] Clos de la Coulee de Serrant 2005 (Nicolas Joly)

ニコラ・ジョリーと言えば、今や知らぬ人が居ないくらい有名な、ビオワインの牽引者。殆ど教祖様扱いらしいですが、巷の怪しい新興宗教の教祖様などと違って、口が巧いだけ、とかではなく、実際その作るワインが素晴らしい物なので、大方の人は納得してしまう訳であります。(迷信がかっていてる箇所は気になりますが、要するに出来た物が美味しいならそれで良いかな、とは思っています)

しばらく前に、クレー・ド・セランの2005が割と安く出たので、「悪いわけはない」と何本か買ったのでした。それでこの間ワインスペクテーター172号が届いたのですが、中にロワールの白が記事にありまして、ニコラジョリーの04と05の評論が出ていました。読んでびっくり、05のクレ・ド・セランは86点です(04は92点です)。たかだか2、30ドルほどのその他の作り手のワインが90点ほど取る中です。問題は評論でして、まぁ結構な事を書かれていまして、読みながら、「これは一度飲んで、確かめてみなければ」と思った次第です。ちなみに評者はパーカーさんでは有りません。私はいきなりニコラジョリーの項を読んだのですが、私にもパーカーさんの文章でないことは明白で、章の頭に戻って確かめると、その通りで、評者はDavid Schildknechtさん(なんて読むのかな?)です。アドヴォケイトでは、最近ブルゴーニュも担当していますね。

まず最初に

> ester-filled pungency of the aromatics alone should put one on guard, and unfortunately, the level of alcohol is deleterious, ...

と書かれていまして、最初からメッタ切りなんですね。その後も数行にわたって、色々書かれています。

実際飲んだ感じはと言いますと、最初の"ester-filled pungency of the aromatics"は本当です。最初の一口目につんと来ました。ただ少しすると感じなくなります。アルコールレヴェルは危険なほど、と有りますが、実際の測定結果はわかりませんが、私にには、それはあまり感じませんでした。

その後も、フィニッシュはマッシブで、色々書いていますが、要するに果物風味と有りますが、軽やかで繊細とはいえませんが、そんなに書かれるほど鈍重なものでは有りませんでした。概ね、開けたすぐの最初の一口目では、それに近い感じも持ちましたが、和食屋さんで、食事をしながら結局2/3ほど飲みましたが、論調に有るような「重い」と言う印象は全体ではそれほど無いです。(時間が無く、一口ぐらいでテイスティングしなければいけないので、こういう評論になるのかも知れません)

総じて結構美味しかったですが、ただ、「特に優れた」と言う印象もあまり持てなかったのは事実です。リリースしたての05ですが、「まだ若い」とも思えませんでした。よく知らないのですが、2005年サヴァニエールはとても暑かったのでしょうか?

ちなみに、続きの項にサンセールとプイイ=フュメがありまして、シレックス04が91点でした。91と言っても、他にも沢山あるので何の特別なことは無く、「どう?。フツー、ちょっと良いかな」って言われているのと同じ気持ちです。このロワールの記事、取り上げたワインの99%が87点から93点の間に、それも結構均等に割り振られている気がします。どうも、7段階評価みたいです。


2007年09月13日

_ [computer] DELL 3007WFP-HC WQXGA 30インチモニター、導入しました。

先日パソコンをリプレースする時の一つの目的が、解像度WQXGA(2560x1600)の30インチのモニターを使用できるヴィデオカードにすることがありました。この解像度だと、デュアルリンクに対応しているカードが必要だったのです。少し前だと、デュアルリンク対応カードは希だったのですが、今やミドルレンジの物で充分となっています。画像の説明

ただ、設置場所とかの問題で、実際30インチモニタを買うのはためらっていたのですが、3、4日前、デルの直販HPで3007WFPの価格が下がっているのを見つけ、即購入してしまいました。

WQXGAの30インチモニターは、アップルを始め、クイックサンとサムスン、そしてデルから販売されていますが、どれも入力が1系統だけとかえで、仕様も似たり寄ったりなので、価格から考えてデル以外の選択は考えづらいです。

本日届いて、即チェック、心配した、液晶パネルの色むらや常時点灯、またドット抜けなど、とりあえず気になる点が無いので一安心しました。まだ、ちゃんと精査していませんのでもしかしたらドット抜けは有るかも知れませんが、とりあえずじっと眺めていても気になるところは有りませんでした。

某価格情報サイトの3007WFPの口コミに、常時点灯が1000個以上有るとか何とか書いている人がいましたが、あれは多分ヴィデオカードが悪いんじゃないでしょうか?(今見たら「繋いでない状態でも」ともありましたね、それじゃ環境が悪いのかも、、書き方が強行なので、既に他の人は傍観していますが、)他の方の物は大丈夫らしいですし、当方の物もさほど気になる点はありませんでした。あまりそのまま信用しない方が良いかも知れません。

届いた個体は、白がちょっと寒色寄りに思えます。調整機能は無いに等しいのですが、最近のヴィデオカードはパソコン側で色調も変えられるみたいなので、そちらで調整しています。何より広くて情報量が多いのが快適です。本当に残念なのは、入力が1系統しか無いところです。デュアルリンクのどの機種も同じですので、多分切替器を簡単に組込む事が出来ないのかも知れません。しかし私の所の様に、回りにパソコンが何台も有る状況では(今7台です)、入力が1系統だけではやはり困ります。

大きいのが困りものですが、前の24インチのモニタを退けて、とりあえずそこに無理矢理押し込んでしまいました。上の画像で、右は同じデルの24インチ(場所が無くて端が重なっていますが)、左はナナオの19インチ(98を使うにはこれでないと、、)ですが、大きさ全然違いますね。ただ、より快適な環境と言うのは、すぐそれが普通になってしまいます。このモニタも2時間ほどで慣れてしまいました。


2007年09月17日

_ [wine] Ch. Pichon Longueville Comtesse de Lalande 1986

ピション・ラランド、普通は単にラランド、時折コンテスとか呼ばれていましたが、最近はどうなんでしょうか。画像の説明

懐かしくもかなり昔にエノテカで買ったワイン。美味しく飲めることに感謝。でも86のボルドーって、どうもいつも同じ印象だなぁ。


2007年09月20日

_ [wine] Batard Montrachet 1998 その他

昨晩知り合いの方が徳島に来られると言うことで、その方と友人との3人で食事に行きました。最近は食事に行くのも、ワインを飲むのも、殆ど和食の場です。皆で飲んだので、画像もたいしたコメントも有りませんが、私の備忘録(「ぼうびろく」だと思って入力したら変換しないのでおかしいな、と思って調べたら「びぼうろく」でした、、ハズカシヤ、同じ様な間違いしている人多いらしいです。)として記載します。こういう日記も増えると思います。

持って行ったのは、

Dom Perignon 1990

Batard Montrachet 1998 (Dom. Ramonet)

Ch. La Mission Haut Brion 1982

うち、ドンペリの90は10周年と言うことなのでお店に寄贈、代わりに友人が持ってきたクリスタルの90を飲みました。

ラモネのバタールが非常に素晴らしい!、品格充分堂々たる一級のワインです。98とちょっと微妙なヴィンテージかな、とも思いましたが、ワインが示しているのは、正に「良い作り手」の「良い年」の「ル・モンラッシェ」、です。

思い入れが有りながら、まだ殆ど飲んだことがない82のミッションも素晴らしかった。この82までは旧のオーナー(確かウォルトナー家)で、83以降はオーブリオンのスタッフが作る事になりましたが、83以降のミッションも悪くはないですが、やはり前の方が力強かった様な気がします。その中でも82は、高名な59、75と並んで(どれも飲んだこと無いけど)最高の出来ではないかと思います。絶対89よりは良いと思いますが、、


2007年09月21日

_ [book] 「ワープする宇宙」(原題:Warped Passages)リサ・ランドール著

物理の中で素粒子物理と言う分野が有るわけですが(かくゆう私も昔は素粒子屋さん見習い)、普通はなかなか難解なので、人気本と言うのはあまりでないのですが、著者が美しく魅力的な女性と言うことも有ってか、最先端にもかかわらず非常に売れている(らしい)本です。巷の人気本など普通絶対買わない私も、これは買って読んでみました。それで、本日一応読了。画像の説明

奥付を見ると第1刷が6月30日ですが、私が買ったのは既に第4刷で8月25日となっています。一回でどの位の部数を刷るのか知りませんが、月に1度以上刷っている訳で、要するに予想外に売れて居るんですね。

まずこの本の題「ワープする宇宙」ですが、面白い題ですよね。ワープなんて言葉が出てくるのはなんか変、と思っていたら、監訳者あとがきにも有るように、ここでの「ワープ」と言う言葉は「歪曲した」と言う意味だそうで(そちらがこの単語の元々の意味でしょうが)、決してスタートレック等SFに出てくる「ワープ航法」たらとは何も関係が無いようです。

「宇宙」の方は原題はPassagesですから半ば翻訳時の意訳です。意味的にはあながち間違いでもないので許容出来ますが、「ワープ」の方をそのままカタカナにしたのは、明らかに注目を惹くことを狙っていまして、翻訳題はあまり内容を端的に表しているとは思えません。本来ならば「歪曲した余剰次元空間」とすべきでしょうか。

内容は、相対論、量子論から始まり、ひも理論、ブレーンワールド、そしてランドールさんらの提唱する、ブレーンと歪曲した余剰次元の話へと進みます。ですから、かなり盛りだくさん、ページ数も600ページ超と多くて厚い本となっています。要するに近代素粒子論の流れと総論みたいになってまして(特に前半)、とても有り難かったです。その部分を取り出して本にしても、充分価値あるものだと思います。

私が読んだ感想は、とても良い本でした。でもかなり昔の話と言えども、一応大学では専門だったので(修士まで行った気がする)読めましたが、単に興味があるだけ、と言う人が読んで解るかどうか、挫折せずに600ページを読めるかはやはり疑問です。しかし、読み飛ばしても先に進めるところは、その旨の記述がありますので、それに従うのも一法です。

最後に出てくるランドールさんらが提唱しているモデル、そうなる理由の細かいところはおいておくと、説明も上手く、まぁ何となくヴィジュアル的に納得していまいます。

読んで「わかったような気になる」、その様にさせてしまうのは、やはりよく書けている良い本だからですね。(本当にわかるのは、まず無理ですからね)私も、数々の疑問を残しながらも、ブレーンワールドのこの理論、まぁ、何とか、わかったような気がします。(ホントかなぁ)

しかし、とってもよく売れているこの本、最後まで読んだ人、どれだけ居るのかなぁ、、


2007年09月23日

_ [computer] RAID DISK のクラッシュ!

先日リプレースした新しいパソコンの構成は、ブート用に小さい容量のHD、あとアプリケーションとデータ用に2台のHDでRAID0の構成でした。そんな構成にしたのは、OSのインストール時に普段使いもしないFDDからドライバを読み込ませるのが嫌だったのと、先々起動用HDだけをSSDにするつもりだったからです。

しかしこの構成は実は危ないものだったのでした!。一昨日BIOSをバージョンアップしたのはよいですが、マザーボードのマニュアルに依るとその後、BIOS画面で"Load Optimized Defaults"を実行しろ、とありますので、私は素直に従った訳です。

それでリブートすると、あれ!、RAIDディスクが見えていない!!、で、理由を考えるとそれは当然ですね、BIOSのデフォールトではICH9R SATAはRAIDにはなっていませんから、、。でそこをRAIDに設定してリブートしたのですが、RAID構成が壊れているとのメッセージがあり、OSが認識できません!、エエェェ??!。どうやら一度IDE設定で立ち上げてしまった為に、OSが通常の増設HDDと認識してしまい、そのために元のRAID設定に戻しても内1つのHDDがRAIDの構成メンバーと認識できなくなった様なのです。

どうにかして元に戻せないかとやってみましたが、とにかくRAID設定の場面では、どうやっても「RAIDの削除」しか受け付けなくて、どうしても駄目。泣く泣く、削除して再構成、、案の定、すべてのデータは消えてしまいましたぁぁ!!!。

まだ日が浅いので、バックアップは取ってなかったので、データはロスト。何よりも、またOSインストールから始まって、各アプリケーションやユーティティのインストールや設定が大変面倒。昨日ほぼ一日かかりました。問題なのはオンラインで買ったソフトでして、ライセンスのナンバーやアクティヴェーションのコードなども全部消えてしまいましたので、再発行してもらうように、只今問い合わせ中です。

しかし何というか、この様にBIOSの設定をデフォールトにして立ち上げるだけで、RAIDディスクの構成が修復不可能になってしまう様な危険な設定は、やはりどこか間違ってますよね!。今度はRAID0をブートデバイスにして、追加HDDを保存すべきデータ用とする構成に変えました。 WindowsのRAIDはドライバが別に必要だし、なんやかんやで色々問題になる事が多いので、本当ならRAID0は使わない方が良いのですが、私はずっと前、RAID拡張カードでの時代からのRAID愛用であります(RAID0は早かったので)。思い返せばHDの不調でシステムやデータを失ったことは今までに殆ど無く、システムいじったりその中でも多分にRAIDのせいで、トラブルになってますね。


2007年09月26日

_ [music] 地方コンサート批評:バーデン市立劇場、オペラ公演「椿姫」(徳島市文化センター)

徳島のような地方小都市にお馴染みの、バーデン市立劇場の引越オペラ公演です。毎年日本に引越公演をするようになって、今年で12年目だそうです、凄いですね。有名歌劇場の引越公演と違って、東京でも演奏会をしますが殆どは地方都市の公演で、25日ほどの間に19公演、殆ど巡業のていですが、当方在住の様な地方都市では、海外の本場のオペラ引越公演に触れられる唯一の機会なので、本当に有り難い限りです。

地元徳島に来たときは必ず行っていますが、毎年来るわけではないので、今までの12の演目の内見たのは半分ぐらいです。最初の年の(12年前ですね)「メリー・ウィドー」はどうもタイトルロールが不調だったか弱く、徳島まで来てくれるのはこんなものかな、とも思ったのです(HPの方に昔の批評文を書いておりますので、よければ参照してみてください)が、最近はなかなか良くて、昨年のフィガロなどは、大層楽しめました。

本年公演の「椿姫」もなかなか楽しめました。ただ、最初に言っておくと、東京で時折ありますオペラ公演とは公演自体の施設場所も規模も違いますから、オケ(32人ほど)や合唱の人員も少ないし、凝った照明や演出はやりたくてもできない状況なので、こじんまりとしたオペラ公演になるのは仕方ないですね。

昨年はよく覚えていないのですが、オケがヴェルディの音楽の割には小規模な感じで、下手ではないのですが、音が薄手なので色彩感が乏しかったのは、ちょっと寂しかったかも、、

ヴィオレッタ役のユリア・コッチーは、上手な不満のない歌唱で私はなかなか良かったと思いますが、強いて言えば主役を張る力強さが足りなかった気がします。デビューはアデーレだったらしいですが、アデーレだったら素晴らしいと思います。アルフレッドのマイケル・スパイレスはなかなか良かったです。ジェルモンのゲオルグ・ティツィは、歌は非常に立派で文句のつけようがないのですが、どうも演技が味気ないのが残念でした。


2007年09月27日

_ [wine] Lamaione 1995 (Castelgiocondo)

1998年に買ったラマイオーネです。95の所謂スーパータスカンは、良い年と言われながらも、飲んでもあまりぱっとしないことが多かったのですが、このメルロはなかなか良いです。きちんと(トスカナの)メルロの味がします。香りも魅力的で(解析的にはなんと書いて良いかわからないのですが、確かにメルロ風)、テイストも滑らかで深く、良くできたメルロを明確にイメージさせるものです。画像の説明

同じトスカナのメルロ100%で、アヴィニョネジのトロ・デジデリオ95は何度か飲みましたが、そちらよりはずっと良いですね。(輸入の状態かもしれません。97以降のデジデリオはカベルネとのブレンドとの事です。)

トスカナのメルロ100%って、マセットを始め挙げればきりがない位、結構名作多いですよね。懐かしいところではラパリータあたりから、超高価なリコルマ、レッディガッフィ、メッソリオまで、多士済々です。考えれば、トスカナ(イタリアとしても良いかも)メルロ100%のワインってなぜかとても素晴らしいですね。私も大好きです。

ラベルの下にフレスコバルディと書かれているとおり、カステルジョコンドはフレスコバルディ家の所有です。(買ったのは、70年代か80年代で、そんなに昔ではない筈)有名なルーチェは、カステルジョコンドのワインが多く使われているらしいですが、こと95においては、私が飲んだ限りでは、ラマイオーネがずっと上です。

昔5千円程で買ったワインですが、このラマイオーネも今やラベルが変わり、値段もずいぶん高くなったようで、残念至極です。


2007年09月29日

_ [music] CS-PCM Classic7 番組改編

何時も聴いていますCS−PCMのCLASSIC7(The Classic)ですが、この間HPを見て吃驚!、10月の番組改編で大幅にプログラムが変わり、ライブ番組が激減、CDを流すばかりの構成になってます。東条碩夫さんも、受け持ち番組が無く、出番なくなるみたいですね。

この所毎日ライブの番組が有って、とても楽しみにしていたのに、、この改編と言うか内容縮小には、大変がっかりしています。ライブじゃ無かったけど結構好きだった、HANZOMON CLASSICSの「楽鳥堂へようこそ」も無くなってしまいます。まぁ色々な理由は有るのでしょうが、やっぱし「あーあ、」って感じです。セントギガもそうですが、「佳い時代(とき)」は長続きしない、のかも知れません。

そして、結局NHKのFMだけが残っているわけです。番組表を見るとN響のライブをやっているので、久々にFMにしてみましたが、やはりFMは時代遅れ、高域ノイズが気になります。まぁ高域のノイズは15分で気にならなくなりますが、やはり音悪いですね。音が、何だかふんづまりっぽいです。上がせいぜい16kぐらいまでしか無いですから、仕方ないでしょうけど。問題はNHKの姿勢で、私のごく個人的意見では、TVなんてどうでも良いから、早くラジオをデジタル化してもらいたいです。貴重な番組を、こんな帯域の狭い時代遅れのメソッドでしか配信しないなんて、いかにも勿体ないです。

今日はアツモン指揮のコンサートだったのですが、何時も思うのですが、日本の(いや東京の)ここらのコンサートのブラボーの品の悪さはどうにかならないものでしょうか?。まぁ悪い演奏では無かったと思いますが、ブラボー屋さんと言いますか、それでも頑張って一人で飛び出て叫ぶ奴、カタカナで叫ぶ奴、お前、本当に感動して叫んでる???、もしかして放送に乗りたいだけ、え、お役目なの?

今日はNHKのゲストが東条碩夫さんで、なかなかおもしろかったです。長らくあまり聴かなかったNHKFMですが、これからは聴く機会も増えるかも知れません。(早くデジタルの衛星放送にしてください、NHKさん、お願いします)

_ [wine] Charmes Chambertin 1998 (Leroy)

画像はラベルだけですが、キャップシールが白色なネゴシアン・ルロアのシャルム・シャンベルタン1998です。画像の説明

ネゴシアン・ルロア物と言いますと、ドメーヌ物や、ドーブネのワインに比べて、かなり格下に思うわけです。実際そう思っていまして、今まで殆ど飲んだことが有りません(高いから、と言うのが本当です)。

今まで見たことがないシャルムが有ったので、ついつい買ってしまいましたが(ルロアにしては比較的安かった)、半信半疑で、価格に見合うかなぁ、と思っていたのですが、もう3本目ですが、やはりこれは素晴らしいです。

1本目からそう思いましたが、テイストは、まぁ最新鋭のビオ系まっしぐらです。最初の1本目を飲んだ時は(5年ぐらい前)、それこそ最初は良く分からないものの、キンキン・カンカンしているビオビオのワインでしたが、それはそれでなかなかインパクト強かったです。

2本目飲む頃には、結構楽しめるワインになっていたし、今回5年経って少々熟成して、色も記憶間違いでなければ少し薄くなっていて、ちょうどそろそろ飲み頃かと思います。

実際の耕作や栽培が誰かは判りませんが、非常にきちんとしたビオの作りみたいです。香りが特徴的で有りながら、その土台バックボーンがしっかりしているのが見事です。チャーミングさはあまり無い、新ブルゴーニュテイストですが、美味しいです。ネゴシアン物なので、買った葡萄ですが、栽培方法もきちんとコントロールされているか、充分に審査された作り手であることが判ります。

ネゴシアン物と言えど流石ルロア、と言うところです。