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xiphioの備忘録【2025年までのアーカイブ版】

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2006年12月04日

_ [wine] Le Stanze 1997 (Poliziano)

スーパートスカーナ(USA風に言えば、スーパータスカン)って言葉は、そろそろ死語かも知れませんが、90年代後半にそこらあたりに分類されていた色々なワインの中で、まず一番に好きなのが実はモンテプルチアーノの作り手、ポリツィアーノのこのル・スタンツェです。画像の説明

確かに、サッシカイアとかソライアとかラパリータとかマセトゥとか、価格も一流のワイン(でも昔は安かったのですよ)も有るんですが、価格もそれなりに(一部は、それ以上!?)高いので、それらをちょいはずせば、この様なワインになります。以前に95を飲んで大層感心した事がありまして、この97を飲むのを楽しみにしていましたが、やはり美味しい、素晴らしい。

実はこれ以降のスタンツェはあまり見た事が無いのですが、最近のがどうなのかは、全く不明です。そう言う点では、イタリアは動きが激しいので(セパージュとか平気でころころ変わる)、注意しないといけません。

しかし、この当時のスタンツェは本当に良いですね。カベルネのドミナントで、(他の情報に依ると)幾らかメルロ(それと、実のところサンジョベーゼも入っているだろ、これ)らしいですが、ボルドーとは明らかに違うテイスト。でもずっと親しみやすくて、でもかといって品位もある、素直な美味しさのワインって、本当に良いですよね。やはりとても好きなワインです。

輸入元はオーデックス、2001年の秋に地元の酒屋さんで買っています(もう5年もうちのセラーに居るんですね)。価格は5千円台半ば、とてもお買い得でした。(頭を抱え込む様な、お買い得でないワインもずいぶん買ってますので、エラソーな事は言えません。)


2006年12月17日

_ [music] ブルーノ・ワルター

久しぶりに、ワルター指揮、コロンビア管弦楽団の演奏を聴いた。モーツアルトのアイネ・クライネ・ナッハト・ムジークだ。良い、本当に良い。

現在最流行のスタイリッシュな演奏とはほど遠い、言い方を変えれば一時代前の演奏かも知れないけど、ここにはとにかくその演奏の場に、敬愛と尊敬が満ちている。このコロンビア管弦楽団は録音の為だけの寄せ集めのオーケストラだったらしいが、本当に良い演奏だ。言い過ぎかも知れないけど、オーケストラの動きにワルターに対する尊敬と敬愛が満ちている様だ。

それに加えて、ワルターの指揮がもたらし、また求めているのは、慈愛とそして音楽への憧憬と言える。


2006年12月29日

_ [wine] Clos de La Roche 1992 Hubert Lignier

年末ですね。年末といえば忘年会ですが、私の様な者には忘年会はあまり無く(実際、忘年会は嫌いですし)、この時期は忙しい事もあり、あまり出かけません。でも一昨日は、友人と二人で料亭でプチ・忘年会。私は前々から飲みたかった、コシュ・デュリのレ・ザンセニエール1999を、友人は何と、グリュオ・ラローズ1961でした。グリュオの61は状態もほぼ完璧、素晴らしい熟成したボルドーでした。レ・ザンセニエールも単なるピュリニー・モンラッシェ村名なのにさすがはコシュ・デュリ!、とてもミネラリーで素晴らしいワインでした。大変気に入りました(でももう飲み頃)。画像の説明

で、本日はリニエ(我々がリニエと言うと、普通はユベールです、ハイ)、最近あまり売っているのを見かける事もない特級クロ・ドラ・ロッシュです。92と言う大したことのないヴィンテージですが、とてもしっかりとした色とテイスト。むしろ少し早かったかしら、と思うばかりです。

ストラクチャーのある、とてもしっかりとした大変いいワインだとは判りますが、飲む者にストレートに悦楽をもたらすワインかどうかは疑問です。言い方を変えれば思索的なワインとも言えますね。それはヴィンテージのせいかもしれませんが、私にはユベール・リニエはそんな印象をずっと持っています(あまり飲む機会はないけど)。

年のせいか、(今FMで聞いているワーグナーの音楽の様に)「蠱惑的」(こういう表現がある日本語に感謝)なワインにより惹かれる、xiphioでした。