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xiphioの備忘録【2025年までのアーカイブ版】

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2017年10月02日

_ [wine] Ch. Cheval Blanc 1975

久しぶりのシュバルブランです。画像の説明

ボルドー75、今まで飲んだ感じからでは、ポイヤックなどの左岸は70年代としては、まぁ普通の出来で、むしろ76とか78とかの方が良いように思うのですが、右岸は70年代最良のヴィンテージです。

75のサンテミリオンやポムロルはいつもとても良いです。


2017年10月04日

_ [wine] Pommard Rugiens 1928 (Collection du Docteur Barolet)

バロレ・コレクションのワインを飲むのは久しぶりです。このボトルは2000年にサザビーズのオークションで落札した物で、ラベルにもあるとおり、Francois Martenot出しの物です。画像の説明

とても有り難い事に、私は何度かバロレ・コレクションを開けた事がありますし、また飲ませて頂いた事もあります。これほどの貴重なワインなので、いずれも数人での会で飲んでいるのですが、今回は特別で一人で1本です。(こんなワイン一人で飲んでしまってゴメンナサイ、、)

ヴィンテージは何と28と言う、ほぼ90年前のワインです。液面は幾らか下がっていますが、年代を考えると悪くは有りません。開栓はデュランドで行います。キャップシールを取ってみますと、古いワインでは時折ある事なのですが、黒いのが瓶口の上まで少し盛り上がっていて、そこがかちかちになっています。デュランドのスクリューは素直に入りますが、プロングの刃の方が、その様に瓶口の上まで堅く盛り上がっていて入りません。上部をナイフで少し削り取ってから、プロングの方を差し込み、無事開栓。私の様な古酒好きには、やはりデュランドは重宝します。コルク下部は綺麗なものですが、上部分は炭化している様な感じです。それでも萎縮していず、むしろ堅く栓が出来ていて、状態は良さそうです。

28ですから、さすがに色は薄めです。最初なので香りはあまり感じませんが、一口目のテイストから、ふわっとした甘みが印象的でチャーミング、そして美しくエレガント。古いワインは、開栓直後は揮発性の酸の様な物を感じる事が多いのですが、最初から魅力たっぷりです。これで本当に28なのかと、思わず口に出てしまいます。

開けて直ぐなので、香りはまだ殆ど立っていませんし、テイストの広がりもそう広くありません。でもテイストの真ん中が少し厚く果実実が有って安定、、あぁいつものバロレです。畑が何処だろうが、ヴィンテージが何年だろうが、いつも殆ど同じ様な、そうこんなバロレテイストです。

2杯目では、バランスが整ってくる感じで、テイストに広がりが出てきます。アフターも長くなって来ました。

3杯目くらいで、最初に感じた甘みが減じ、酸を若干感じる様になりました。厚みよりも構成感を感じる様になり、私には少し酸がある方が好ましく思えます。アフターは更に長くなり、香りにも広がりが出てきました。

その後、酸を次第に感じる様にはなるけど、テイストは深く、余韻は更に長くなり、偉大なワインと判断。今まで飲んだバロレ中でも、これは特に素晴らしいと思えます。尤も、これは時間をかけて一人で飲んでいますが、今までは会で開けているので、普通は1杯、よく飲めても一杯半位しか味わえませんから、比較するのは無理かも、、

ボトル半分少し位を、50分ほどかけて飲んでいます。ほぼ全開状態で、素晴らしい。最初感じたほのかに甘い果実実は既に無いけれど、その長い余韻と複雑なテイストにボーっとします。


2017年10月18日

_ [computer] Windows10 Fall Creators Update、早速適用しました。

10月17日に提供開始とされているFall Creators Updateですが、日本では事実上本日からになります。ヴァージョンは、"1709"でして、本来9月に提供予定だったと思われますが、、

朝、早速WindowsUpadateから更新をかけると、まもなく始まりまして、割と簡単に終わりました。Windows10が出始めの頃の更新とは違って、最近のはそれほど大規模では無い印象です。

続けて、比較的最近のCPUを載せている、5台ほどの自作のデスクトップPCを、同様に続けて更新にかけまして、問題無く完了しました。

夜になってから、少し古い自作PCのアップグレードに取りかかります。こちらは普段は殆ど立ち上げていなくて、アップデートも止まったままなので、マイクロソフトのHPから「Windows 10 更新アシスタント」のソフト、"Windows10Upgrade9252.exe"をダウンロードして実行。問題無く完了しました。あまり使っていない機種は、WindowsUpadate経由にすると面倒なので、このソフトでアップグレードした方がより簡単で早いですね。

例によって、更新が終わると背景色が黒に変更されてしまう機種が半分ほど有りました。あと、「高速スタートアップ」が有効にされてしまう事と、エクスプローラーの表示設定が元に戻されてしまうのは、何時もの通りなので、自分の設定に戻して更新終了です。

今のところ更新による不都合は、プリンタを何台か繋げている機種で、印字出来なくなったデバイスが有る事だけです。ドライバを入れ直すと、正常に戻りました。


2017年10月25日

_ [music] サラ・チャン ヴァイオリン・リサイタル(紀尾井ホール)

毎年秋にやっている、健康診断(人間ドック)の為の上京。検査日前日の夜は飲み食いが出来ず、折角東京に来ていても他に楽しみが無いので、必ずコンサートに行っています。コンサートガイドを調べて、今年は、サラ・チャンのリサイタルに行きました。

昔、天才少女として名を馳せたサラ・チャンですが、1980年生まれとのことですから、もう30台後半、、早いものです。私は昔から名前と名声は知っていても、LPもCDも買った事が無く、聴くのは初めてです。

クラッシックの演奏家では、パンフ等に使用する写真は、若い時のをそのままずっと使うのが当たり前となっています。流石に少女時代のは使わないけど、パンフは20台のものと思えましたが、昔から知っているので、今もまだ随分若いと思いこんで居たので、舞台に出てきた本人を見てすこし吃驚。言っては何ですが、昔、エンタの神様でよく見ていたマジャ・コングを思い出しました。急いで年齢を計算してみて、納得した次第(時の経つのは早い)です。昔知り合いから聞いた話では、ヴァイオリンでも体力で弾く面があるらしくて、ガリガリのひ弱な人が弾くより確実に良い音が出るそうです。

バイオリンは演奏会の最初から大変音が美しく、演奏もまた見事です。気になったので幕間に楽器を調べたのですが、流石にガルネリだそうです。ガルネリにしては少し繊細な気もしますが、見事な美音です。聴衆の入りも満席で、演奏の受けも良かった様に見えました。

ただ私には、少し不満。演奏が、なんだか前へ前へするすると進み過ぎて、感情の落としどころが無い様に思えます。言い換えれば、優れた技量の演奏だけど物語が構成されずにするっと次に行ってしまう、なんだか剥き卵みたいな演奏です。テンポではありません、確かに全体的に早めの演奏ですが、遅い所もちゃんとあります、そうでは無くてフレーズとそれに付随する感情が、するりするりと抜けてゆく感じでした。これは後半の方の演奏、フランクで特に感じました。

全く同じ事を、アンコールで演奏された「愛の挨拶」でさえ感じましたので、もう単に私の嗜好の問題かと思われます。他の方には、概ね好評だったみたいですし。


2017年10月26日

_ [music] エディタ・グルベローヴァ オペラ名曲を歌う(すみだトリフォニーホール)

毎年、東京での健康診断が終わった時点で、これと言って異常が無ければすぐ夜の食事の予約を入れて、美味しい物を食べに行くのを楽しみにしていますが、事前に上京中に開催されるコンサートを調べてみると、何とグルベローヴァのリサイタルが有るではありませんか。

検診の予定が決まって、すぐチケットを購入しました。しかし、確か何年か前、「もうこれが最後の日本での公演」と言う事で、東京まで「アンナ・ボレーナ」を聴きに行ったのですが、、(調べたら2012年の事でした)あの時は、その少し前の音友の巻頭に長いインタビュー記事が載りまして、「そろそろもう引退、日本に来るのも最後、、」などと、読んだ記憶が有ります。最近音楽情報に疎く、あまり良く知らないのですが、嬉しい事にその意図は覆された様ですね。(後で調べると、昨年2016にも日本でオペラやリサイタルをやっているみたいです、知りませんでした!)

恥ずかしながらこのコンサートに行って初めて知ったのですが、来月のハンガリー国立歌劇場の公演では、何とルチアを歌うってじゃないですか!。コンサート休憩時間にそのチケット販売するとのアナウンスがあったので、買ってしまいました。これで11月9日にはまた上京しなければなりません。

コンサートは素晴らしかったです。前回聴いたのが5年前で、既に御年70の直前、どうかなぁ、と心配は無くはなかったのですが、最初から安定した美声が出ていて、安心したのと少し驚きでもあります。間にオペラ序曲などのオーケストラ演奏が少し入るものの、長いアリアを殆ど歌いっぱなし、流石に声量はかなり落ちているものの(昔はその「威力」本当に凄かった)、そのかわり弱音からのデリケートな歌いまわしが冴えていて、上手いです。すっげーなぁ、と言うのが素直な感想です。これだけの難曲なので、流石にどの曲も無傷と言うわけにはいきませんが、後になるほど力を増してゆくのには驚きです。

アンコールは2曲、アデーレも歌ってくれましたが、これがまたとても素敵です。確か来年ぐらいでデビュー50周年ですので、それくらいでオペラの舞台からは去るかも知れませんが、歌曲とか、こういった曲ならばまだまだ完璧なので、その様なリサイタルはずっと続けてもらえるかも知れません。