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2012年12月04日

_ [wine] Bourgogne Aligote Sous Chatelet 2007(Dom. d'Auvenay)

最近、凄く高くて普通では買えそうもない物以外では殆ど見かけない、ドーヴネのワインです。ドメーヌ・ルロアのは気をつけてれば時折見かけるのですが、ドーヴネの安いのはまず見かけません。このワインは高島屋で偶然見つけた物で、確か1万円ちょいです。でも多分ドーヴネで一番安いワインだと思います。画像の説明

ブルゴーニュ・アリゴテでありながら、他のドーヴネと同じく重量ボトルに蝋封です。ルロア&ドーヴネは2000年辺りから蝋封の質が少し柔らかい物に変わり、開けやすくなりましたね。昔のは堅くてポロポロ割れていたのですが。

ワインは、まぁ素晴らしいです。これがこの価格なら至極妥当だと思いますし、私なんかは安いとも思いますね。現時点ですともう「ブルゴーニュ・アリゴテ」なんて言う銘柄は、その中身とはあまり関係無いです、シャルドネの有名所と言っても、疑いません。ただし、モンラッシェみたいな物とは、今後の熟成と言う点では、やはり違うかも知れませんが。

ちょっと前に、ルロアのブルゴーニュ・アリゴテを飲みましたが、そちらも良かったです。

_ [wine] Ch. Canon 1982

数日前に飲んだ、久々のサンテミリオン、シャトー・カノンの82です。画像の説明

ワインはとても綺麗に熟成しています。この所は赤と言えばブルゴーニュが多かったのですが、やはり良く熟成したボルドーは素晴らしいです。大当たり年だった82も、このクラスのワインですと、そろそろ完全に熟成しています。


2012年12月12日

_ [music] 「水月陵 ボーカルコレクション1」買いました。

以前やったPCゲーム「君の名残は静かに揺れて」で、聴いた曲があまりに良かったので、昨年6月にこの日記にも書きましたが、その時から待望していました水月陵さんのボーカルコレクションのCDが出ていました。気がついてすぐアマゾンで注文、本日届きました。画像の説明

再度記しますが、このゲームタイトルと同じ名の曲「君の名残は静かに揺れて」は、本当に良い曲で、こんな続編PCゲームに使うには、もったいないと言うか、知られる機会が少ないので本当に惜しいと言う気がしていました。今回他の曲と共に、水月さんの曲がCDと言う形でまとめて聴けるのは嬉しい事です。

でやはり、CD化されたものは音が良くて、感動もまた新たです。新作「時計仕掛けのレイライン」の曲も、このゲームはやっていませんが、かなり良いです。他の所のゲームでも水月さんの曲を良く耳にしますが、どの曲も、非常に良い印象があります。


2012年12月16日

_ [wine] Meursault Les Narvaux 1995 (Dom. d'Auvenay)

先般ドーヴネの白を飲んで美味しかったので(何時も美味しいですけど)、年末でもあるし今日はちょっと古いドーヴネを開けてみました。画像の説明

流石に美味しいです。ここらのヴィンテージで良くぶち当たるプレモックスというやつとは無関係で、フレッシュでミネラル感も充分。ただしスケールはそれほど大きくなくて、最近のナルヴォーは飲んでいませんのでわかりませんが、今のオーセイ・デュレ辺りとよく似ています。

このワインは「やまや」が入れたもの。買った時の事も良く憶えていまして、池袋に「やまや」のワインショップが出来たと知り、東京に行った機会に訪れてみました。池袋の駅からちょっと離れていたと思います。結構広い店内には、よく見ると(今から見るとまさしく)普通ではあまり見かけないお宝クラスのワインが、ずらずら並んでしました。おまけにそれほど高くない。このドーヴネのナルヴォー95も、今では考えられない9千円弱で買っています。

その時に何々を買ったのかあまり良く覚えていませんが(1ケースは買ったはず)、確か現金決済のみでして、手持ちは数万円だったので、急いで近くのATMに現金を下ろしに行った記憶があります。ここで多めに用立てて、店にあったドーヴネやルロアを全部かっさっていたら「男の子」だったのですがねぇ。

私が東京に行く事が出来るのはせいぜい年に数度なので、この池袋の「やまや」にはこの1度しか行く事はできませんでした。当時は内藤さん(今は虎ノ門の「カーヴ・ド・リラックス」)がいらして、私は接客してもらった記憶があります。「接客」と言っても、レジ打ってもらっただけですけど、、昔の事は何故か良く憶えているんですよね。

その時2本買った筈のこのナルヴォーも、これで終わりです。


2012年12月17日

_ [wine] Chambolle Musigny Amoureuses 1959 (Grands Vins Chevillot)

年末でもありますし(またまたですが)、先日、この半年ぐらいの間に、口から液が漏れてべとべとになっていて、立てて保管していたワインを3本セラーから取ってきました。これはその中の最後の1本、何と生まれ年59のアムルーズです。(最近のは冠詞がついてレ・ザムルーズですが、このボトルのエチケットは単にアムルーズだけでした)画像の説明

液漏れはしていても、このボトルはコルクは比較的しっかりしていて、少し期待したのですが、開けてしばらくのテイストでは(10分くらいかな、いまライブ評論です)、少々酸が回っています。開栓時は結構良い香りがしたのですが、香りも落ちています。少々の酸なら平気な私なので、普通に飲んでいますが、この基調は更に時間が経っても多分変わらないでしょう。テイストも平板です。何より香りが立っていなのですが、良くかぐとほんの少しですが腐敗臭がします。

酸に嫌みが無く、アフターも短いですが綺麗に切り上がるので、結構楽しめますが、もう少し早めに飲んだ方が良かった様ですね。更に少し時間が経ちますと、アフターもそこそこ広がってきました。

ちなみに、液漏れボトル、残りの2本は、Ch. Prieure Lichine 1955と、Turley Napa Valley Petite Syrah Hayne Vineyard 1995でした。

プリューレ・リシーヌは、開栓しようとしてよく見てみると、何と、コルクが吸い込まれて落ち込んでいました、、あぁ、またやってしまった、と言うところです。ゴミが盛大に浮いている液面からホースを入れて、静かにデカンタして飲んでみましたが、かなり酸っぱい。さすがの私でもこれは駄目で、捨ててしまいました。

ターリーのプチ・シラーは、元々がめっちゃ濃いので、手に付く漏れた液も、ちょっと時間の経った血の様に濃いです。開けて飲んでみますと、当然痛んでは居ません。でも濃いのですが、何故かアルコールが抜けている様に厚みがありません。かなり濃い葡萄ジュースの様でもありました。割と単調だったので、半分は料理に使ってもらう事にしました。

改めて思った教訓があります。[1]液漏れを確認したワインは、すぐ飲んでしまう事。[2]そして、立てて置いておかない。この2点です。[1]は当然ですが、意外なのは[2]でして、口漏れしているので立てて置いた方が良いかと思ったのですが、立てるとコルクを吸い込んでしまう事がある事、それと、弱くなったコルクから空気が入って酸化が余計に進んでしまう事、などのにより、「そのまま寝かせた状態で置いておき、出来るだけ早く飲む」と言うのが正解手順の様です。

まぁ、「そんな事、今頃、わかったんかい?!」という気もします。


2012年12月30日

_ [wine] Chateauneuf-du-Pape 2006 (Chateau Rayas)

2年ほど前にシャトーニュフ=デュ=パープに行って、実際にその畑を訪れてみて、感激ひとしおであったシャトー・ラヤスですが、その2006年を、ちょっと若いかなぁ、と思いつつも今宵開けてみました(何本か買えたので)。今晩もライブでのワイン評論です。画像の説明

決して重いワインでは無い、シャトー・ラヤスの第一の美点は、そのストラクチャーの複雑さと広さそして美しさです。開栓直後のテイスティングから、口蓋に長く尾を引く、長く見事なアフターにまず感慨を受けます。ワインを少し嗜んだ方なら、普通ではない、いや尋常ではないワインである事がきっと分かる事でしょう(一見普通そうに見えるのですけど)。香りのエレガントさとは別に、アフターはしっかり大地に根ざしたような力強い印象があり、こんなワインは「小手先のテクニック云々」では決して作れないんだろうなぁ、と言う気が強くします。

リリースからあまり経っていなくて、収穫からもまだ、6、7年なのですが、ワイン自体に気難しいところは無く、テイストでもメイン部分はむしろデリケートでありチャーミングですらあります。「あれ、もう結構飲めるんだね」と思っていましたら、急に他人の評価も知りたくなり、パーカーさんのバイヤーズガイドを開いたところ、ポイントは93点、飲み頃が「now - 2028」になっていました。

開栓後2時間、ますますその世界が広がる力強ささえ見せるワイン、まさに尋常でない素質、もしこれほどの時間をかけてゆっくり飲めないのならば、デカンタは必需でした。

今宵の演目はパルシファル、本当に放送が始まる前から開けて、楽劇が終わる前まで音楽と共に楽しませてもらいました。