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xiphioの備忘録【2025年までのアーカイブ版】

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2012年01月01日

_ [wine] Moet et Chandon Cuvee Dom Perignon 1990

朝、家族で近くの神社に初詣に出かけ、帰ったその足ですぐセラーにシャンパンを取りに行く、ここ数年来の正月最初のの行動パターンです。セラーでは「昨年は確か**だったから、今年は君だ」とシャンパンを引き出して居たのですが、グランダーム90が昨年で終わりまして、後はドンペリ90になりました。

毎正月の昼に、ドンペリ90とグランダーム90を交互に飲み始めて10年以上、まだまだ続く有ると思っていた習慣も、とりあえず今年で終わりですか(ドンペリ90はまだ1本あるけど)。

その98年冬入庫のドンペリ90を開栓。泡は多くないけどまだ大丈夫、透明感のある金色の美しい色、飲んでみて、一言、「極上」と呟いてしまいました。これをして「極上」と呼ばず何なのでしょうか?


2012年01月04日

_ [misc] 「星を追う子ども」

年末にDVDレンタル屋さんに行ってみると、新海誠さんの最新作「星を追う子ども」のDVDが出ていたので条件反射的にレンタル。

本日やっと全編視聴、まだ一通りしか見ていないけど感想とすれば、前評判通りまずまず良いです。特に最初の部分と、後半が良いですね。事前に読んだ評論では「ジブリ的」と評される事が多かった作品ですが、実際に見てみると、まず思うのは「やはり新海節」です。それは映像ですよね、相変わらず(さすがにパターンが見えちゃいますが)美しいです。

そして新海作品をずっと見てきた私としては、今回はこういうファンタジー世界物にしてみました、と言うだけで、それがジブリ作品と似てると言われても、監督はちょっと困ってしまうのでは無いでしょうか。この作品を全部見て、単にジブリ的って評する人は、割と狭い見方しか出来ない人ではないかと思うのですが、どうなんでしょう?。

で、一回見ただけのファーストインプレッションとして、正直出来としては75点って気がします。ストーリーとしては(言っちゃ悪いが)ありきたりなファンタジー物で、それとしては今迄結構独自色が強かった新海作品とは違いまして、その点ついつい既存の宮崎作品と比べてしまうと、やはり完備度は75%です。

ストーリー以外で気になる事は、ちょい細かい事ですが、前半の時代設定がぴしっと決まってない気がします。オート三輪が出てるのに電子ジャーがあったり、タイプライターで原稿書いているのに、軍の装備やへりがやたら近代的だったり(実は何とか許容範囲なのかも知れませんが)、、なら別世界物とするにしても、タバコが(固有名詞の)ハイライトだったりするので、どうもそうしずらいし、、って感じで中途半端です。お話自体も、あとでちょい考えてみても「ハテナ、ドーシテ」が多くて全体の纏まりとしても、やはり75ってところですか、、

作風の影響としては、一般的評論とは違って、ジブリ的と言うよりも「もののけ姫」的、またエヴァ的な所もちょいと有るかなぁ、というくらい。(といっても現在、これらの影響は何にしろ避けられない)あと見終わった後で感じた事ですが、「音楽があまり印象的ではない」って事もあります。終わってゆっくり聴いたエンディングテーマは、別にどーって事無いJポップスみたいでしたし。他の所の音楽は天門さんなので、気にならなかったって事は、それなりに良かったのでしょう。でも今までは、音楽の力で持って行ったところも結構あったので、それが今回は希薄でしたかねぇ、もう一度見直せば、印象、変わるかも知れませんが。

どちらにしろ、宮崎さんが監督をしていない最近のジブリ作品の、確かに良く出来ているけどそれまでの「キラメキ」が無いアニメに比べて、何かこう素敵です。宮崎駿以後のアニメ界の期待のNo.1は、今のところやはり新海誠さんではないかと思う次第です。

後述:ちょっと後で気がついたのですが、「ほしのこえ」でミカコがゆくシリウス星系の衛星の名前、「アガルタ」なんですね。もしかしてお話繋がっているかも、、でも、さすがに今後あらかさまにそうする事ないでしょうが、制作の内ではそんな心情が有るかも、、ですね。


2012年01月05日

_ [wine] Ch. Clerc Milon 1986

長らく、本当に長く、手元で保管してあったワインです(記録では92年徳島市内の酒屋で購入、価格は5千円弱)。このクレール・ミロンとバロンヌ・フィリップは、リリース当時85と86をそれぞれ2本ほど買った記憶が有ります。ここらのこの2つの銘柄は、パーカーさんよりかなり良い評価を受けていたと思います。また、85のバロンヌ・フィリップは後年(と言っても15年ぐらい前だと思う)とても美味しかった記憶が有ります。画像の説明

それに比べて、86は何時も固いイメージとその記憶ばかり残っていて(その他のボルドーの86でもそうです)、「いったい、いつ飲めるんやねん!」と思った事、今まで数度です。結局、芯は固いままに骸骨の様になってしまうのでは、とも予想していたのですが、、何とこのクレール・ミロンは違いましたねぇ。普通にブラインドでこのワインを飲んだら、「一体、何処の1級ワインだろう」と思う事でしょう、果実味それに加えて凝縮力が有ってワイルド、実に「ムンムン」しています(獣臭とも言える)。これは、遡ればムートンそのままの特徴です。

この濃い色、隙がなく沸き立つ香りとテイスト、ムートン86なら「全くの納得!」なのですが、これはクレール・ミロンです。このワインがこんなだった記憶は私には有りません。今までは(80年代だけですが)やはりセカンド的弟分、って感じでしたけど。最近やっと飲める様になってきた86と言うヴィンテージとこのワインを高く評価したパーカーさんは、やはりなかなか大した者なのかも知れません。(以前は86ボルドーより85の方が良いと思って居ました)

欲を言えばちょと力押しなので、洗練されたところが少ないと言いますかフィネスに乏しい気がしますが、それはねだりすぎでしょう。まぁこれは私の単なる想像でしか無いのですが、ちょっとばかしムートン辺りのプレスワインが入っていたかも知れません。単なる夢想ですが。

ついでに、お正月に飲んだワインのラインナップをかきますと、元旦の夜が、オーレリアン・ヴェルデのNSG05、2日夜が、ヴィユー・シャトー・セルタン83、3日夜が、ブラーヌ・カントナック64でした。ブラーヌ・カントナック64は確かもう3本目くらいですが、やっぱり良かったですねぇ。このワインのPPのポイントはそれほど良くなかった記憶が有るのですが、買ったロットが良かったのか、なかなか素晴らしいです。オーレリン・ヴェエルデはもとても良かったです。実は年末に同ワインを開けて見事にブショネ、あーあ、と思いつつ続けて開けたCAのワインも同じくブショネ!、このあり得ない確率に(通常5%とも言われていますが、私の場合、過去の経験よりブショネの確率は約2%です)ショックを受けたリベンジもありますか。


2012年01月07日

_ [music] 林光さん、死去!

今朝の新聞で知りました!、かなりショック!!。

それほど多くの作品を聴いたわけでもないのだけど、私としてはもう少し元気で活躍してもらいたかった方です。

何時だったか20年近く前、NHKFMの番組でモーツアルト役(だっけかな、記憶曖昧)で出演されていた林さんの語りが記憶に有ります。また、未刊行の超名曲、「午後のリサイタルのテーマ曲」の作曲者でもあります。(この曲、録音や記録はもちろん、ピアノパートは作曲者自身がやったため、ちゃんとした総譜も無いみたいです。)


2012年01月13日

_ [computer] デニス・リッチー氏が昨年10月に死去

今日になって、やっと、知りました!。2011年10月12日に、70歳で死去されたそうです。で、何で今まで知らなかったんだろう??、、私が新聞とかの記事を見落としたか?、それとも報道自体が無かったか、、

ご存じの通り、デニス・リッチーは、ケン・トンプソンと共にUNIXとC言語を作った人です。最初の目的は手元にあるマシンでゲームをするためとか、色々有るみたいなのですが、結局の所、今の世の中、システムのバックボーンのほぼ全てにUNIXが有るのです。UNIX無しでは今のITも産業システム自体も何も有りません。

チューリング賞はもらっていますが、現代社会への功績としては、ノーベル賞を複数回受けても良いくらいの影響力そして功績です。

昨年はジョブスの死が大々的に取り上げられましたが、確かに物事を極度に洗練し世に出すその才能と手腕は大変優れていたでしょうが、やはり数十年以上の(そしてこれからも)作動する基幹のOSを設計し創世したリッチーとトンプソンの功績には及ばないと、私感ながら思いますが、世間の温度差には正直戸惑いますね。

でもまぁ、本人達は、「自分が使って気分がよい、OSとコンパイラを作っただけ」なんだと思います。それが、実のところ本当に良く出来ています。私たちも使っていて、とても気分が良いです。そこが論理的に綺麗なPascalよりも、ちょっと問題が有ろうが皆がCが好きで、誰もがこちらを使う理由でもあります。(でも後の人が加えた改変には、時折うんざりします)。

しかしその後、色々な要因で変容するのが通常ですので、色々変わっていますが、、。ちなみに私が書くCのプログラムは、「K&R」として有名なCの教科書の、第一版の「作法」に依っています(ANSIになった二版は大分変わっています)。現在のコンパイラが幾らワーニングを出そうが、私は"void"なんて、使いません。