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xiphioの備忘録【2025年までのアーカイブ版】

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2015年01月01日

_ [wine] Philipponnat Clos des Goisses 1999

正月、元旦なので昼からシャンパン。今年はフィリポナのクロ・ド・ゴワセ1999にしました。画像の説明

と、言うか、よく見れば、セラーには古いシャンパンの在庫は殆ど無くて、こういうのしかない、ってのが実情なのですが。シャンパンは正直RMまで入れると、なにがどうなのだか良く分からないので、ついつい買わなくなってしまいます。昔から馴染みの銘柄、クリスタル、サロンやクロ・ド・メニル(略して「クロメニ」、そう言っているのは私だけかも知れないが)や私の好きだったアラン・ロベールのメニル・トラディションなどは、現在では普通の金銭感覚では殆ど入手不能です。「昔買っとけば良かった」とは本当に思います。


2015年01月02日

_ [wine] La Tache 1986 (DRC)

まぁ、お正月なので、こんなワインも飲んでみました。久しぶりのラ・ターシェです。私だって、飲むのは結構久しぶりです。画像の説明

86辺りのDRCは、大昔、アソートを崩したと思われる、グランエシェゾーとかを幾らか飲んだことがありますが(三美から購入)すごく印象が良かったです。このワインは国内流通物ではなく、やはり大昔にオークションで沢山ワインを買っていた時の物でUS経由、それなので状態が少し心配。

開栓してすぐも、綺麗に熟成している感じで、素直に大変美味しいブルゴーニュです。とりあえず目立った傷は無いな、と安心して、その後時間をかけて飲んだのですが、時間がたっても、温度が少し上がっても、香りもテイストもそれほど広がらず、単なる「とても美味しいワイン」で終わったのは、その時は幸せだったけど、後でよく考えると少し残念だったかも、、。こちらもラ・ターシェって事で、やはりどうしても、何か特別を期待してしまいますからね(それほど飲んでいないので、エラソーなことは言えません)。でも、DRCらしさは結構あった気がします、悪くないお正月です。


2015年01月04日

_ [book] 「新しいワインの科学」(ジェイミー グッド)

昨年末に書店にて見かけましたので、購入しました。お正月休みも有ったので、本日ほぼ読了。先の著書「ワインの科学」も2009年に既に読んでいるのですが(http://www.wasanbon.co.jp/xiphio/html/diary/?date=20091103#p01)、それ以降の追記や変更箇所が多いようなので。それに、先の本は「とても為になったなった、とても良い本」と言う事は憶えているのですが、内容については、さてと、具体的にはあまり思い出せないので(何とも情けない事ですが)、新版でもう一度読むことには全く躊躇なしでした。画像の説明

結構厚い本ですが、内容は多岐に及び、極めて示唆に富みます。非常に良い本だと思います。

_ [wine] Ch. Ausone 1964

お正月休みも今日までなので、本日は古めのボルドーです。前にも書いたと思いますが、ボルドーの有名シャトーの中でも、私はオーゾンヌが(1989まで、ですが)とても好きです。ボルドー1級シャトーの中でもそれぞれ特徴が有るので、何処が一番とはなかなか言えませんが、好みとしてオーブリオンとオーゾンヌですね(全く違うテイストですが)。画像の説明

記録によると、私は59から始まって、62、64、66、70、81、82、83、85、87、89とオーゾンヌを飲んでいますが(それも大抵は複数回です。でも意外と70年代が少ないなぁ、76、78と79は少ないけど持っているので、そろそろ飲んでみましょう)、ヴィンテージが古かろうが、比較的新しかろうが、ほぼ一貫した特徴の味わいなのが、なかなか印象的です(RP評価が例外的に高い76は、もしかしたら傾向が違うのかも知れないけど、まだ飲んでいないです)。

ですから、ここらのオーゾンヌ何回か飲んだけど美味しいのに当たった事がない、と言う人は、思うにそれは恐らく好みの問題で、今後どのボトルを飲んでも、それほど感心しないのではないか、と思います。まぁ以前からそういう人の方が大多数だったので、この時代のオーゾンヌは評価がイマイチで「大損ヌ」って呼ばれていた訳ですけど。もっとも、1990年以降の、パーカーポイント高得点連発の、濃くて滑らかになった(らしい)オーゾンヌは当然除外です。

しかし飲んでいて思うに、果実味もまぁ乏しいし、豊かでもないし、香りも、こうふわっと広い世界が有る訳でも、またテイストが特に深遠であると言うのでも無いのです。どちらかと言えば、痩せてギスギスしていて、、って、あまり良いとこ無いですね。それでもやっぱり好きだったりします、オーゾンヌ。


2015年01月12日

_ [book] 「絶対音感神話: 科学で解き明かすほんとうの姿」 宮崎 謙一

昨年暮れから、読んでいた本です。今2/3少し読んだところですが、本書の言いたい肝要な所は分かった感じですし、少々驚きも多いので、読了を待たずに日記に書きます。画像の説明

私の様に、楽譜が読めない(つまり、見ても音の上下しか分からなくて、和音や旋律が特定できない)者にとって、「絶対音感」と言うのは、ごくごく素直に憧れでした。合唱団で歌ってても、ピアノとかで何度か弾いてもらって、きちんと音を取るまでは、正直全く歌えません。優れた音感、特に「絶対音感」をもし持っていれば、初見からでも、少なくても音は外さないでしょうから、キチンと歌えるし、それに凄く格好いいですヨネ。

この本を手にした時は、ごく単純に「絶対音感」にまつわる色々な知識の話の本だと思って買ったのです。著者はこの「絶対音感」を研究しているで、今まで行われた色々な実験や、その結果を経て、考察を加えています。

そこで本が明らかにした事は、相対的な音感「相対音感」こそが大切で、「絶対音感」は音大の試験とかには便利だけど、後年、絶対的な音感をすり込まれている事は、むしろ音楽認識の上で妨げにもなる可能性がある、と言うことのようです。

当初私などは、絶対音感と言えば、「比較する対象なしに、音階が分かる能力」と言う位にしか認識していなかったのですが、幼年時にキチンと絶対音階を教え込まれた人は、どんな音を聞いても、自動的に(無意識に)音階がポンポン出てくるみたいです。教わる時はA=440Hzとして教わるらしいので、もし実際にちょっとピッチが違っていたり(数ヘルツ位は良く有る話らしい)、ピッチを下げて演奏するのが良く有る古楽などに対応するのが大変なのは、認識が無意識下で行われることを考え合わせると、容易に分かりますね。更に、先に絶対音感を持っている故、相対音感をキチンと持たない可能性も有るとのことですから、、

この事は、現在の日本で、音楽大学入学者のかなり人が、幼年時に絶対音階教育されてそれを既に身につけていて、その上で音楽家を目指していることに対しての警鐘にもなりそうです。

追記(13日):本日読了
最後に行くに従って、色々な実験結果の考察をふまえ、本書の結論がより明確になっています。結局「絶対音感所持者は、ピッチが柔軟に変化する事が多い実際の音楽現場の中では、相対音感しか持たない人に比べると音痴とさえ言える」と言う結果に成っています。要するに、絶対音感をだけを目指す幼児教育は、あまり良くは無い、って事になりますね。

それは本の最初で示された、音を聞くと殆ど無意識にすぐさま音階名が出てくると言う、絶対音感所持者の特徴を考えると、しごく当然かも知れません。現在音楽大学入学者の大半が、絶対音感を持っているらしいですから、実際の一流音楽家達は、子供の頃から持っていた絶対音感の縛りを乗り越えて、演奏家として活躍している事になります。この本にも、その様な演奏家のケースを、2、3挙げています。

実際は、「絶対音感を目指す」と言う明確な早期教育ではなく、ヤマハとかの普通の幼児期音感教育で絶対音感を習得する事が多いらしいです。この本にはネガティブな面が多く出てきますが、音感がかなり鈍い私などには、あとで演奏家として苦労する事もあるかも知れませんが、早い内に絶対音感を身につけてたお陰で、その後の音楽に触れ音楽を操る場面においてそれが楽しくなる(容易に理解出来るので)、少なくても音楽が嫌いにならない面において、すこしは役には立っているのでは、とも思います。


2015年01月14日

_ [wine] Masseto 1995

有名なトスカナのメルロ、アンティノリ(オルネライア)のマセトゥ1995です。日本語での表記はどれが良いのか分からなかったので、ちょっと検索してみましたが、「マセト」「マッセート」とか有るみたいです。私は昔から「マセトゥ」と言っていましたが、どれが実際の発音に近いのでしょうか?画像の説明

検索して分かったのですが、このワイン最近見かけないなぁ、と思っていたら、最近やたら高価になっていますね(しかも皆売り切れている)。昔は見かけたらとりあえず買っていたワインですが、それでも2万円までだったのに。

それともう一つ検索して発見した情報で、マセトゥは、まもなく独立したワイナリーとなるようです。つまり、今まではテヌータ・デ・オルネライアで、良いメルロが出来る箇所からの特別キュベ的ワインだったのですが、今後マセトゥと言う独立したワイナリーにするみたいですね。記事の日付が"Friday 14 March 2014"になっていますので、もうそうなっているかも知れません。本来のオルネライアよりもマセトゥの方がずっと人気で、価格も随分上(何と約$600だそうだ)ですからねぇ。それに、なんとか生産量も増やしたい所でしょう。

さて、この1995は、当時安く見つけたので思い切って何本も買いました。記録では、これで5本目の筈ですが(悲しいかな全部家で一人で飲んでいる)、今までの記憶として、95に関してはいつも少し堅くてあまり開いていないイメージばかり残っています。

え!、でも4年ほど前に飲んだ時の自分の日記には、「美味しいメルロ」って書いて居ますね。今回もそれとさほど変わらぬ印象です。逆に言えば、95に関しては現時点ではまだ「凄く良い」とまで言えません。$600で買ってくれる人が目の前に居れば、売っちゃいますね。今後については、既に20年経ているわけですがまだまだな感がしますので、あと暫くは熟成しそうですが、それがどうなるかは正直良く分かりません。


2015年01月16日

_ [wine] Hirtzberger Singerriedel Riesling Smaragd 2006

このワイン何本かめだけど、やっぱし、ヒルツベルガーのリースリングのスマラクト、ジンガーリーデル畑はホント凄いワインですね。画像の説明

特別な畑の、言うなれば「詰まった」リースリングなので、香りとかから、ファーストの印象にはある種フラワリーで「甘さ」さえ感じる事がまま有ることですが、実は辛口。飲み進めて意を決してワインに真剣に向き合うと、圧倒的な実在感をもって「ズン!」という感じでアクターテイストに襲いかかって来る感じです。でもそれは柔くは無く、本当に剛胆というか、日本刀(それも同田貫)の様な切れ味と力強さを持っていて、そういう意味でその先、ある種怖ささえ見えます。

まぁ端的に言えば、「すっげー」ワインです。辛口の白ワインで、こと「美味しさで」と言えば、シャルドネとかSBのトップの方が馴染む感じではっきりそちらが美味しいと言えるのでしょうけど、これって範疇超えていますよね。


2015年01月18日

_ [wine] Beaune 1er cru Les Cent Vignes 1976 (Dom. Cauvard)

昨年の7月に、蔵出しの古酒と言う事で買ったワイン。3本買いましたが、その最後の3本目です。基本的にはアリッジの少ないのを最後に飲むことにしていまして(つまり液面の低い順に飲む、と言う事)、多分これが購入した3本の中では一番欠損量(アリッジ)が少ないボトルであったかと思います。画像の説明

たまに、76とか78とかのブルゴーニュが蔵出しとして売りに出ることが有りますが、古いワインが好きな私としまして、銘柄や作り手はさておいて、とりあえず買ってみる事にしています。しかしながら、今頃になって出てくるワインは、大概は、飲んでみても、まぁそこそこである事が多いです(後は好みですかねぇ)。

でもこれは、熟成したブルゴーニュとして、なかなか素敵ですね、と言うか、ハッキリとても良いです(今日も飲みながら書いて居ます)。テイストも綺麗ですが、特にアスターがふわっとしていて長く、その余韻も美しい。先に飲んだ同じ銘柄の2本はあまり記憶にありませんから、多分大したことが無いワインだったかと思います。でも、最後のこのワインはとても良いですね(でも、これはよくある話です)。


2015年01月28日

_ [wine] Chambertin 1994 (Dom. Louis Remy)

ほぼ2年前に4本も買ったワインです。ルイ・レミーは古いワインを随分持っているらしく、88とかの80年代から90年代のワインが、時折出回りますね。蔵出しと言う事で古いワインが出るところは結構決まっていまして、そこそこのワインであることが多いですが、その中ではルイ・レミーはとても良い方では無いかと思います。画像の説明

随分前に、オークションで買った、レミーの76のシャンベルタンにいたく感激したことがありまして、以来、私の中ではルイ・レミーは好感度高いです。それで、94とヴィンテージはちょいと弱いけれどシャンベルタンが9千円位だったので4本も買った訳です。

しかし、最近私、マジで惚けてきたのか、もう3本も飲んでいる筈なのに、何故か殆ど記憶がありません。困ったものです!。せめて最後の1本でもと思い、画像を撮ってみました。それでまた、このワインは中々美味しかったです。一般的に94ってあまり良い印象が有りませんが、充分楽しめるワインでした。やはり、ルイ・レミー結構好きです。


2015年01月31日

_ [music] Origa さん、44歳で、

既に旧情報なのですが、ずっと日本で活躍していた、ロシアのシンガーソングライターのオリガさんが亡くなったと聞いて、もう数日になります。

ずいぶん昔、神戸のCD屋でオリガさんの2枚目のCD「illusia」を買ってからずっと聴き続けていました。44とは、現代では、なんとまぁ短い人生であって、本当に勿体なく思います。オリガさんの歌、ずっと好きでしたからね。

この所久しく聴いていなかった、オリガのCDを折にふれ聴いています。やっぱし良いです。世には、後年の攻殻機動隊でばかりで有名なのは、どうかとも思います。ちなみに私の所のCD分類では、オリガは「ポピュラー:ロシア」の所に入っています。民族的な発声法(私はそう思うのですが)をもって歌われる、オリガのロシア語は綺麗でクリアー、とても素敵ですね。

2枚目のillusiaで初めて知って、すぐ初アルバムの「ORIGA」も購入、その後は新しいCDが出るごとに買っていましたが、6枚目のAURORAと最後となったTHE SONGWREATHは出ているのを知りませんでした。

ロシアから日本に来て注目され、その後(確か日本人の音楽関係者と)結婚、出産を経て、でもまだ44才、一聴してそれと分かる特別な人だったので、ずっと日本で活躍してもらいたかったのですが、残念です。